Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「他人事」では済まされない!続き

2008-07-27 15:27:00 | インポート
コナサン、ミンニチワ!

先週の梅雨明け以来、当地名古屋は連日の猛暑に見舞われています。
日中の最高気温は、猛暑日と言われる35℃は当たり前。夜間の最低気温も25℃を下らない熱帯夜が続き、連夜に亘り空調が停められない状況が続きます。それに加えて周辺の灯火の明るさから、過日も記した夜間の蝉の合唱会が今年も開幕!何とも寝苦しい毎晩となっています。苦笑

こんな事は他の都市圏でも同様なのでしょうか?事実とすればお互いに、やり難いなりにできるだけ体調管理に留意したいものであります。

さて今夏も事件事故が目立つ事となってしまいました。無差別の通り魔殺傷、九州にての教員採用を巡る不祥事、暑さから来る水難事故・・・と枚挙に暇もない状況ですが、もう一つ目立つのが、東北地方の相次ぐ地震による被害でしょう。人的被害こそ大きくはなかったものの「何故東北だけが?」との思いを抱く方々は少なくないと思います。現に先週、甥を伴って新潟磐越方面に参っていた折にも一度揺れが生じ、我が親族達は一時心配したと申しておりました。
その一方で近い将来東海地震に見舞われる可能性が指摘される当地の住人として、東北の地震は決して他人事ではないとも強く思います。
今日は先日の地元紙、C新聞の社説「列島はどこも危険だ」を引用してこの問題に触れようと思います。


6月の2008=平成20年岩手・宮城内陸地震から1ヵ月余り、再び岩手県沿岸北部を震源とする強い地震があり、広範囲で揺れを観測した。今回の地震は地下深く沈み込んだ太平洋プレートと呼ばれる地層の内部で起き、震源の浅い岩手・宮城内陸地震とは関連もなく、タイプも違うが度重なる被害から復旧の遅れが心配だ。
東北地方のみならず、列島全体でも1995=平成7年の阪神・淡路大震災から昨年の新潟県中越沖地震に至るまで地震の違いはあれ、マグニチュード5以上のそれは多発している。
東海地震など太平洋側の海溝を震源とする大地震を心配する声も切実さを増している。内陸部の直下型地震への備えも欠かせない。しかも地震の発生は、都市部も中山間地域も選ばない。列島のどこでも日頃から地道な対策が必要である。
今回の様に多くが就寝中の時間帯では、素早く避難ができない場合が多い。言い古された事だが、住宅自体の倒壊を防ぐ耐震補強を実施しておくのは当然だ。屋内では家具の転倒防止固定をする事も、生命を守る基本である。これは地域を問わず、共通する。
東北が被災、中山間地域特有の防災の問題点が明らかになった。
地震で地盤が緩み、更に雨が加わると崖崩れ、地滑り、土石流を誘発する。又岩手・宮城内陸地震では先般中華人民共和国内陸にて問題になった土砂が川をせき止める事態を生じ、決壊の恐れもあった。土砂災害は防止が困難だし、発生後に逃げるのは難しい。危険の予想される地点を予め住民に周知、早めの避難を呼びかけたい。
土砂災害で道路が寸断された例も多く、救助活動や救援物資の輸送すら思うに任せない。大都市並みでなくとも中山間地域に救助隊員の終結、物資の備蓄ができる小防災拠点が必要だ。
深い震源で震度予測が難しく、発表まで時間がかかると言う。既に直下型の震源近くで間に合わないとは言われていたが、これまでの実績を見ると速報に意味はあるのか。設備、プログラムなど無駄な投資ではないか。気象庁は徹底的に検証し直すべきだ。


この記事を拝読しても、今回の複数の地震が残した課題と、その事から我々が学ぶべき点が決して少なくない事が窺えます。
災害時の自衛隊出動のあり方に依然検討の余地を残しているのでは、とも思いますし、自衛隊が円滑に動ける施設や法制度の整備も課題でしょう。
又全部とは申せませんが、一部の地域では先年遭遇した地震の教訓より耐震対策を徹底して建物被害を小さく抑え込む事に成功した事例もありますし、地震の頻度が割合多い事が地元の方々の防災意識を高め、結果人的被害の広がりを防いだ面はあると私は見ています。
そしてこうした面を良く学び、もしもの場合に備えて役立てる事が、「明日は我が身」と言われて久しい我々東海の住民の取るべき道ではないかと強く思いますね。*(注意)*


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