牛乳は牛乳ビンで飲むのが一番美味しい。
ということが長年の経験でわかった。
とはいっても近年、牛乳ビンはすっかり見かけなくなった。
とはいっても、まだあるところにはある。
斐川美人の湯、の牛乳自販機
牛乳の飲み方には牛乳ビンで飲む、の他にコップで飲む、紙コップで飲む、小さな紙パック入のものをストローでチューチュー飲む、一リットルの紙パックに直接口をつけて直か飲みというのもある。
牛乳は牛乳ビンで飲むのがなぜ一番美味しいのか。
まずその重さ。
手に持ったときの重さが何ともいえず心地よい。
紙コップで飲む場合を考えてみましょう。
紙コップに牛乳を満たして手に持つ。
それを飲み干す。
紙コップの場合は、飲む前と飲んだ後では重さに大きな差がある。
牛乳ビンの場合はほとんど差を感じない。
ここに物事の真実があります。
牛乳を牛乳ビンで飲むと美味しい理由の二つ目は、牛乳ビンの口の大きさにある
人間の口の大きさにピッタリ合わせて作られている。
下唇をビンの口の下側に当て、上唇をビンの中に軽く押し当てると、ビンのフチの厚さと相まって何ともいえない柔らかな口触りとなる。
牛乳を牛乳ビンで飲むと美味しい理由の三つ目は水流にある。
液体は低い方に流れる。
牛乳ビンを口に当て、ビンの傾斜を少しずつ上げていくと牛乳が口の中へ流出します。
まさに自然な流れ。
川でもそうだが、自然な流れを目にすると楽しい。
ペットボトルで飲む場合を考えてみると、あれは自然な流れではない。
中でボコボコ、何だか泡立ってる。
あれは自然な流れではなく、溢れてる液体を口で受けとめている、という行為になる。
牛乳ビンからの、あの「流出」とは何という違い。
小さな紙パック入りのものをストローで飲むに至っては言語道断。
水は低きに流れる、という真理に逆らった、やってはいけないことと言わねばならない。
このように牛乳ビンは、いろいろな容器がある中で、最も優良な容器ということになった。
これからはあらゆる飲み物を、牛乳ビンに入れ替えて飲むことにしよう。
牛乳ビンにジュースを、カルピスを、ヤクルトを、コンソメスープを、おかゆを、味噌汁を、ラー油を入れ替えて飲むことにしましょう(^^♪