2月14日と言えばバレンタインデー。
過去を振り返ればこんなこと書いてたなぁ。
これより以降は当時(4年前ですが)の記事をそのまま再放送…、じゃなくてコピーしてお流しします。
よろしかったらご一読くださいませ。
久々に体調不良で寝込んでしまった。
くにびきマラソンの疲れが残ってるところへもって、連日冷え込みがつづき身体中悪寒が走るは扁桃腺が痛いわ。
油断してたワケではないが風邪のようだ。
ということで今日は一日中コタツを占領。
夕刻になり少しはマシになったのでやっとPCに向かってる次第。
寝込んでたらいろんな記憶が蘇ってきた。
つまらぬ話ですがお付き合いください。
昭和40年代後半、せいちゃんは中3の受験生。
受験勉強もいよいよラストスパート、連日深夜まで勉強なので日中は頭がボーとしてた。
今日はバレンタインデー。
女性が好きな男性にチョコレートをわたし、愛の告白をする西洋から伝わってきた儀式だってことは知ってるが、せいちゃんは自分には関係ない遠い世界のことだと思ってる。
せいちゃんにも好きな人がいた。
Mさんだ。
だがせいちゃんは自分のような吉本系のブサイクなガキより、Mさんにはジャニーズ系のイケメンが似合っている、と思ってる。
恥ずかしがり屋のせいちゃんは、Mさんの前では緊張のあまり心臓バクバク、ウブな少年なのだ。
このまま片思いで卒業するのだ、と諦めていた。
ところが…
Mさんの親友のパン屋のKさんが、紙片をせいちゃんに渡した。
放課後校舎の屋上に来てください、との伝言だ。
おぉぉ~、これはもしかしたら愛の告白かぁ、いやまてよ、まさかとは思うが殴る蹴るの暴行を受けたりして(それは無いか)
屋上へ上がるとMさん、恥ずかしそうだがとびっきりの笑顔で「せいちゃん、受験がんばってね」
とチョコをもらったせいちゃんは心臓ドキドキ、返す言葉も「あ、あ、ありがとう」とシドロモドロ
Mさん、先に階段を降りて行ったあとせいちゃん、屋上でしばし呆然としてた。
バレンタインでチョコ貰うなんて、これが最初で最後だった。
よ~し、受験勉強がんばるぞぉ
とそれから数日後、無事志望校へ合格が決まったせいちゃん。
今でもあの時のバレンタインチョコのおかげでやる気をいただき、合格できたと信じている。
遠い昔のセピア色したお話でした。