出雲大社あたりの上空です
稲佐の浜が見える。
出雲平野斐伊川上空
間もなく出雲縁結び空港に着陸。
外国旅行から帰ったら何を食べようか、とまず考える。
そういう時に頭に浮かぶのは、懐石料理とかふぐの刺身といった豪勢なものではない。
真っ先に食べたいと思うのは、焼きそばである。
それも中華料理店で出されるリッチなものではなくて、お祭りの出店で両手に金のヘラを持ってかき混ぜるようなものでなければならない。
入っているのがキャベツの芯や、豚の脂身の縮んだのだけでもいい。
おまけについてくる真っ赤っ赤の紅ショウガ、ソースの焼ける匂いを想像すると、いてもたってもいられなくなる。
「あぁぁ焼きそば」と飛行機の座席の上で身をよじってしまうのだ。
ところがお祭りの焼きそばは、旅行したとき以外は食べたいと思ったことがない。
最初に頭に浮かんだものは、潜在的に自分に深い影響を与えている食べ物のはずである。
お祭りには行ったけど、焼きそばを食べまくった記憶がないし、どちらかというと避けていたような気がする。
それが今になってどうしてこんなに執着するのか
我ながらワケが分からないのでした。