今年もすでに半分以上が終わってしまった。
これから梅雨に入って鬱陶しいなぁと思っているうちに暑くなって、やっと涼しい風が吹いてきたと喜んでいるとすぐ寒くなって、そして大晦日になってしまう。
本当に一年ってすぐだ。
まだ自分が十代のころ、年長者が「歳をとると一年があっという間に過ぎていくよ」
とよく言ったものだった。
しかし自分はとりあえず相槌を打ちながらも、内心「そんなことがあるわけない」と小馬鹿にしていたのだ。
ところがいざ自分が歳をとってくると、一年が経つのが早いこと早いこと。
本当に「あっ」という間である。
子供の時は一日がものすごく長くて、次は何をしようかと迷っていたくらいなのに、大人になったら何もしないうちに一日が終わってしまうことが多くなった。
だから紙一枚に一年分が印刷してあるカレンダーを眺めていると「一年って、たったこれだけ❓」と悲しくなってくる。
一月ごとのカレンダーを月末にビリビリと破いて次月のカレンダーにするのも「あっ」という間だ。
ならば日めくりのカレンダーならどうだろう。
毎日ピリピリ紙を剥がしていっても、7月だとまだたくさん紙が残っている。
少なくとも12月になるまでは「残りがこれしかない」という恐怖からは解放される。
別に一年分が一枚になっていようが、365枚になっていようが一年は一年である。
まだ大晦日までたっぷりあると錯覚させてくれるのが、日めくりの嬉しいところである。
例によってタイトルのカレンダーとは全く無縁の画ですが…
夏の花ダリヤ
どことなく艶っぽいお花ですなぁ。