最近、昭和がしきりに懐かしい。
アタクシの世代は昭和に生まれ、平成令和と三代を渡り歩いて今日に至っている。
三階級制覇はどんな分野でも偉業である(と思う)。
昭和は我が人生の思い出の宝庫である。
なにしろ生まれてから30年間という多感な期間を、昭和という時代で過ごしてきたからね。
最近はお宝番組というのが流行っていて、各家の蔵からお宝を掘り出して紹介しているが、我が人生の蔵にもお宝がいっぱいしまってある。
こうした古いものは、ときどき蔵から出して虫干しをしないとカビが生えて使い物にならなくなってしまう恐れがある。
今ちょうど梅雨どき。
蔵から出して新鮮な空気を与えてやらなければならない。
懐かしいな~昭和。
今こうして昭和を懐かしんでいると、はるか彼方から「昭和の音」が聞こえてくる。
昭和の電話はすべて黒電話でダイヤル式だった。
全身真っ黒な電話器の送受話器をまず持ち上げて左手に持つ。
台のほうの真ん中のところに円盤があって、その円盤には0から9までの穴が10個あいている。
相手の番号の一番最初の数字が5なら⑤の穴に人差し指を突っ込んで、右側へ指が止まるところまで回す。
その間ずっとジーという音がしていて、コンで元の所に戻る。
懐かしいな~。
①が一番右側で、⓪が一番最後だから、相手の番号に0があるときは、ジーと右側に回していって止め、元の所に戻るまでがとても長く、ジーと待っていたことがついこの間のことのように懐かしい。
懐かしさの最大イベントは同窓会ではないだろうか。
その同窓会をやるよって誘われたのでノコノコと出かけた
出雲・玉造温泉、佳翆苑皆美にて。
中学生卒業以来初めてお目にかかる人もいて、おおいに盛り上がった。
みな一様に健康に関して気を使う、お年頃になったのをヒシヒシと感じる。
同窓会に出席するにも、健康でなければ出席できないからね。
皆美の庭園
皆でおおいに笑い、皆でおおいに語り、皆で懐かしい一夜をすごしたしだい。
こころからリラックスした皆の皆美。
昭和の時代はよかった。