鮎の塩焼きの焦げ目
串で波を打たせて刺した鮎の塩焼きは、あの焦げ目があってこそ美味しい。
焦げ過ぎず、しかしところどころやや焦げ過ぎの寸止め、という難しい技術が施してあって全体としてはこんがり。
焼き手はそうした全体像を頭に描きながら、串を回したりして苦心の末に焼きあがる。
食べ手もその苦心を感じながら食べる。
要するに焦げ目ですよね。
もし焦げ目がなかったら魅力半減に違いない。
焦げ目があるからこそ魅力。
今年も夏になったら日本一の清流、高津川の鮎の塩焼きを頭からガブリと食べたいと思うのでした。