県都松江市のJR松江市駅前の一畑百貨店が閉店までカウントダウン、ひと月前を切りました。
思いおこせば子供の頃、お城の近くにあった一畑百貨店は憧れの存在でもあった。
多少のお小遣いを握りしめ、駅から歩いて行った道のりが懐かしい。
大食堂からはガラス越しに見える松江城の天守閣。
白いテーブルクロスに土瓶と湯飲み茶碗があったような、無かったような記憶曖昧。
屋上フロアには金魚とか熱帯魚、あるいは文鳥や小鳥が買えるコーナーがあった。
たまたま友達と訪れたとき、ミドリ亀とか小型の蛇とかのゲテモノ、珍しい生き物を売ってた。
そのなかでも特別展示、ワニの子供が買えた。
いわゆるクロコダイル、本格的なワニである。
友だちは本気で欲しかったので、若い店員さんに購入を頼んだ。
小鳥や熱帯魚ならまだしも、その若い女性店員さんはビニール袋でワニを掴もうとしたが…
小さいながらもクロコダイルが、若い店員さん目掛けて大口拡げて襲ってきた。
可愛い若い店員さん、恐怖のあまり腰が抜けたように大股拡げて尻もちついてしまった。
半べそ状態で、男性社員を探してきてなんとかその場をしのいだと記憶する。
でも子供心にでも、その女性店員さんは可愛かった…と記憶する。
尻もちついたのをしっかり見届け、人生初のパンツ丸見え事件まで経験したからである。
遠い昔の、一畑百貨店の思い出でした。