Sometime Somewhere

気ままに撮った花々を、気ままにアップしています。
お越しくださった際、足跡を残してくださるとうれしいです。

新緑の鎌倉・円覚寺

2012-05-17 20:32:47 | 鎌倉

少し後戻りになりますが、5月7日に行った新緑の中の円覚寺境内をご紹介します。

いつも円覚寺へは北鎌倉駅から線路沿いに戻り、塔頭・雲頂庵(非公開)から白雲庵前を通り、龍隠庵~如意庵(非公開)~黄梅院を巡るのがいつものコースです。

7日も同じコースで、境内の新緑や花々を楽しみながら時を過ごしました。

Dscn5025blog 雲頂庵の本堂裏には見事なツツジが斜面いっぱいに咲いていました。非公開の塔頭ですので、塀の外側から爪先立ちで撮影をしました。

                                      

                                     

                                    

                                                       

                                                       

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選仏場と居士林の間を入ると龍隠庵へと続く小道です。

         

                                    

                                                       

                                    

                                                        

                                                       

Dscn5034blog_2Dscn5032blog_3 居士林の入り口は大きな楓の木があり、秋には紅葉の美しい場所です。

今は新緑の時季。緑に囲まれた居士林の門の風景に目を奪われます。

                        

                                           

                                                       

Dscn5037blog 龍隠庵の境内からは、仏殿や選仏場、居士林などを眺めることができます。

秋の紅葉の頃には右下のような景色になります(2010年11月25日に撮影)

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Dscn5049blog Dscn5047blog 龍隠庵の境内はそれほど広くはありませんが、キイジョウロウホトトギスやイワタバコ、エビネをはじめとして多種多様な花が植えられています。

特に私が好きなのは、春に咲く、花弁の先が仄かに紅色を帯びている一重の枝垂れ桜です。今年も撮り逃してしまいましたが、来年こそは…と思っています。

緋毛氈を敷いた縁台には、連休に呈茶で使った茶筅(ちゃせん)が干してありました。隣には干し椎茸と切干大根も、、、♪

                                                       

Dscn5053blog Dscn5054blog 如意庵への石段にはちょうどツツジの花、石段を上って振り返ると大楓の新緑でした。

                  

                  

                  

                                                       

Dscn5059blog 石段途中から望む黄梅院は、すっかり緑の中に隠れてしまっていました。

                                     

                                     

                                     

                                                       

                                                       

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黄梅院へ向かう途中のタマアジサイの大株の足元にも、白鹿洞入り口にも、マルバウツギの白い花が咲いていました。

                  

                  

                                                       

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続燈庵入り口には淡い紫のツツジ、黄梅院の境内には紫と白のシラン(紫蘭)とヤブデマリを小さくしたようなチャボヤブデマリがちょうど見頃でした。

( 2012年5月7日撮影  北鎌倉・円覚寺 )

撮影をしてから10日ほど経っていますので、ツツジやシランなどの花はもう終わってしまっているかもしれません。

でも、境内は新緑から深緑へと、、、その景色もまた美しいのではないかと思います。                                     

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鎌倉・海蔵寺  ハコネウツギ、セッコク、バイカウツギ、ミツデイワガサ

2012-05-16 18:51:19 | 鎌倉

鎌倉十井のうちの“底脱ノ井(そこぬけのい)”と“十六ノ井”のふたつがある海蔵寺は、四季折々に花が楽しめるお寺としても知られています。

光則寺で咲き始めたヤマアジサイを楽しんだあと、海蔵寺まで足をのばしました。

Dscn5144blog Img_8021blog 山門手前の駐車場入り口には、マルバウツギが白い花をたくさんつけていて見事でした。

海蔵寺に向かう途中でもマルバウツギの花がたくさん咲いていて、今年はどこも花付きが良いようです。

                                            

                                                         

                                                       

Img_8028blog_2 Img_8032blog広い駐車場奥には「ハコネウツギ(箱根空木)」が花をつけていました。

マルバウツギやヒメウツギなどはユキノシタ科 で、同じ“ウツギ”という名が付いていますが、ハコネウツギはスイカズラ科です。

花色は最初が白で次第に淡いピンク、そして濃いピンクへと変化していきます。

                                                                     

                                                       

Dscn5147blog Dscn5151blog 秋になると、山門前の石段脇は萩の花で石段が隠れてしまうほどです。

早春は福寿草と梅、春の海棠と石楠花、初夏の花菖蒲、盛夏にはシオンとノウゼンカズラ、秋の萩・紅葉と一年を通して楽しめます。

                        

                                                       

                                                                                                

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社務所前の柿の木に毎年たくさんの花をつける「セッコク(石斛)」が、今年も見事に咲いていました。

                                                       

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本堂脇で白い花を咲かせていた「バイカウツギ(梅花空木)」です。

ユキノシタ科バイカウツギ属の落葉低木です。

マルバウツギやヒメウツギに比べ、花径が3cm弱と3倍くらい大きめです。

                              

                              

                                                        

                                                       

Img_8060blog Img_8062blog 本堂裏の庭園は、本堂脇から拝見することができます。(入れるわけではなく、脇から覗く・・・という感じでしょうか)

池のまわりには白と紫のアヤメが咲き、池面に映る姿も綺麗でした。

                        

                                           

                                           

                                                        

Img_8064blog 山門を入ったところにコデマリに似た白い花。

昨年も撮ったのですが、名前がわからずにお蔵入りになっていました。

今年こそはとネット検索をした結果、やっとミツデイワガサではないかということに。。

                                     

                                                       

                                                       

Img_8045blog_5 Img_8067blog_3                    

                  

                  

                  

                                                       

                                                       

「ミツデイワガサ(三つ手岩傘)」

バラ科シモツケ属の落葉低木です。

花だけを見ると本当にコデマリにそっくり。葉は浅く三裂し、少し黄色味を帯びた淡緑色でかわいいです。

ミニ盆栽などで楽しむ方が多いのでしょうか、検索をするとネット販売のサイトに行き当たります。

                                                       

( 2012年5月12日撮影  鎌倉・海蔵寺 )                                     

                                    

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鎌倉・光則寺」(8)  シラン、タツナミソウ、セリバヒエンソウ、フタリシズカ、オオハンゲ、カラタネオ

2012-05-15 19:06:15 | 鎌倉

ヤマアジサイが境内に並び始めると、ついそちらに目もレンズも向いてしまうのですが、ヤマアジサイ以外の花もいろいろ咲いています♪

その中の一部ですが、お蔵入りになってしまう前に急いでご紹介。。

Img_7479blog Img_7935blog Img_7485blog              

             

             

             

             

             

                                                       

                                                       

                                                       

鎌倉を歩いていると今の時期、道ばたや民家の庭、寺社の境内で普通に見ることのできる花「シラン(紫蘭)」です。

色は名の通りの紅紫色の他に、淡い紅紫、白にほんのり紅紫、そしてほぼ真っ白など、良く見ると様々です。

                                                                           

Img_7861blog Img_7443blog シソ科タツナミソウ属の多年草だということまではわかるのですが、民家の庭や道ばたで良く見かける「コバノタツナミ(小葉の立浪)」か「タツナミソウ(立浪草)」のどちらなのかは私にはよくわかりません。

光則寺の境内には白花の方が多く生えているように思います。

和名の“立浪草”は、花が片側を向いて咲く様子を、泡だって寄せてくる波に見立てたものだそうで、なるほど納得…です。

                                                       

                                                                                                                                                                    

Img_7605blog Img_7969blog Img_7976blog             

            

            

            

            

            

                                                       

                                                        

                                                       

「セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)」です。

葉が芹(せり)の葉に似ていて、花の形が燕の飛ぶ姿に似ているところからついた名だそうです。

いつも参考にしている山と渓谷社の“日本の野草”や他の図鑑にも載っていないので、近年入ってきた帰化植物かと思っていたのですが、明治時代に中国から入ってきたとのこと。

繁殖力旺盛で、最近では鎌倉のあちらこちらで見られるようになりました。

光則寺では以前、完全な白花が数株生えていたのですが、雑草と間違えられて(雑草には違いないのですが…)排除されてしまったようで、それ以来姿をみることができなくなりました。

画像の右2枚は土牢へ行く途中に生えていたものです。“白花か♪”と思って良く見ると、陽が当たらないために色が出ずに白っぽくなっているように感じました。

                                                                                                              

Img_7890blog_2 Img_7853blog どちらも同じ花のように見えますが、実は左は「フタリシズカ(二人静)」の花で、右は「ヒトリシズカ(一人静)」の果実です。

どちらもセンリョウ科センリョウ属の多年草。

ヒトリシズカが草丈10~30cmに対して、フタリシズカは30~60cmと大柄ですし、葉の厚みもフタリシズカの方がごわごわとした感触で厚めです。

フタリシズカの名は、花穂が2個のものが多いので、ヒトリシズカに対してつけられたものだそうですから、ヒトリシズカの名の方が先につけられたということになるのでしょうか。

フタリシズカの、白い果実のように見えるのはれっきとした花で、短い花糸が内側に曲がって雌しべを包んでいる姿で、これ以上開くことはありません。

                                                       

Img_7412blog Img_7885blog

サトイモ科ハンゲ属の「オオハンゲ(大半夏)」です。

カラスビシャクに似ていますが、全体に大きく、葉は3つに深く切れ込んでいます。

2枚とも同じオオハンゲで、左を撮った一週間後の姿が右で、仏炎苞が少し大きくなっています。

                        

                                                       

                                                       

Img_8000blog オオハンゲと同じ仲間の「カラスビシャク(烏柄杓)」で、オオハンゲより細く小さいので、足元に生えていても見過ごしてしまいます。

カラスビシャクの名は、仏炎苞(ぶつえんほう)をひしゃくに見立てたもの。

別名の「ハンゲ(半夏)」は、漢方での呼び名で、球茎を吐き気止めなどの薬用にするのだそうです。

                                          

                                           

                                                       

                                                       

Img_7856blog境内に入るとバナナのような甘い香りがしますが、香りの主は「カラタネオガタマ(唐種招霊)」です。

モクレン科オガタマノキ属の常緑小高木。

中国南部原産で中国名は“含笑花”、江戸時代中期に渡来し、暖地の神社や庭に植えられたそうです。

花弁はちょっと固め、咲き進んだ花を触ると、ぱらっと散ってしまいます。

                                                        

Img_7929blog 何ともいえない花色の「チョウジソウ(丁子草)」

キョウチクトウ科チョウジソウ属で、川のそばのなどのやや湿った草地に生える多年草です。

鎌倉では、光則寺のほか東慶寺でも植えられていますが、それほど湿気のある場所ではないように思います。意外に丈夫で、適応性があるのかもしれませんね。

                                                       

Img_8004blog 参道から境内の中の駐車場へ入る道です。手前は楓と梅、右奥はソシンロウバイの木、どれも今は緑の葉で茂っています。

境内で撮影を終え帰路につく前に、振り返り眺める景色です。

                                          

                                          

                                          

                                          

                                          

( 2012年5月12日撮影  鎌倉・光則寺 )                                          

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鎌倉・光則寺(7)  屋久島コガク、コガクウツギ緑幸、花笠、祖谷テマリ、新宮テマリ、別子テマリ  

2012-05-14 19:36:07 | 鎌倉・ヤマアジサイ

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一週間前に客殿前にお目見えしていた「屋久島コガク」、両性花も開いていました。

屋久島ガクウツギからの選抜品種で分類としてはコガクウツギになります。

両性花(右の画像)は最初緑を帯びて、咲き進むと純白になるようです。

少し大きめの丸弁の装飾花(左の画像)も綺麗ですが、両性花の清楚さにはちょっと嵌まってしまいそうです。

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「コガクウツギ緑幸(りょくこう)」です。

装飾花の白に緑の縞が入るのが特徴で、コガクウツギに分類されています。

ヤマアジサイやガクアジサイに比べ、早めの開花です。

本来は額咲きなのだそうですが、まだ株が小さいためか、今年は装飾花はひとつだけのようです。

両性花のガクの先にほんのり入っている紅色が、とてもかわいいです。

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例年一番に開く「花笠(はながさ)」です。

八重のテマリ咲きで、その姿を花笠音頭の花笠に見立てた名のようですが、今年は装飾花がちょっと少なめでしょうか。

                                                       

Img_7772blog テマリ咲きの3品種をご紹介します。

ここからどのように変化していくのかが、毎週末の楽しみです。

「祖谷(いや)テマリ」

装飾花、両性花ともに花色は白です。

                                                       

                                                       

Img_7820blog_2  テマリ咲きのお手本のような「新宮(しんぐう)テマリ」です。

今はまだ白色ですが、ガク片にほんのり青色が入ってきています。

                                    

                                    

                                                      

                                                       

Img_7847blog_2 淡青・淡紫・虹色などの色がでる「別子(べっし)テマリ」です。

さて、この株は今年どんな色になるのでしょうか。

色づきが待ち遠しいです。

                                    

                                                       

                                                       

( 2012年5月12日撮影  鎌倉・光則寺 )

                                    

                                    

                                                       

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鎌倉・光則寺(6)  コアジサイ、奥多摩コアジサイ、伊予冠雪、九重山

2012-05-13 23:24:49 | 鎌倉・ヤマアジサイ

この週末もヤマアジサイが咲き始めた光則寺へ行ってきました。

まだアップしていない画像が残っているのですが、私の頭の中はヤマアジサイモード全開になってしまたものですから、お付き合いください。

Img_7691blog 参道から山門越しの光則寺の風景です。

山門も本堂も深緑の中ですが、境内には様々な花が咲いています。

そして、ヤマアジサイの鉢が順番に並べられ、昨日撮った品種の数は27になりました。

装飾花が色づくまでもう少し日がかかりますが、色づく前の姿も可憐できれいです。

                                                         

Img_7697blog_2楽しみにしていた「 コアジサイ」、まだ蕾がほとんどでしたが、今年もあも可憐な花を見られると思うとわくわくします。

今年はピンクがかったコアジサイも見られるかもしれませんので、乞うご期待…です。

Img_7959trblog_2 少しだけ両性花が開き始めていました♪

肉眼では確認しにくいかもしれませんので、虫眼鏡でご覧くださいね。

                 

                                                       

                                                       

Img_7955blog Img_7728trblog_2 先週から咲き始めていた「奥多摩コアジサイ」、両性花の花糸(雄しべの葯をつけている柄)が伸びてちょうど見頃でした。

コアジサイの花糸が紫色なのに対し、奥多摩コアジサイのは明るい青です。

                                          

                                          

                                                       

                                                       

Img_7812blog ヤマアジサイは花の色や形が多種多様、ひとつひとつの花を楽しむのは勿論ですが、葉っぱのいろいろも楽しむことができます。

その中のひとつ「伊予冠雪(いよかんせつ)」です。

花をつけた枝の葉は斑が入りませんが、新しい枝の葉には粉雪が積もったような美しい斑が入ります。

Img_7880blog 斑の入る品種をもうひとつ

「九重山(くじゅうさん)」です。

前出の伊予冠雪は斑がはっきりしていますが、この九重山は葉全体に均等に入っていて上品な雰囲気です。

今年は蕾もたくさん付いているので、楽しみです。

                             

                                                       

                                                       

( 2012年5月12日撮影   鎌倉・光則寺 )

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鎌倉・光則寺(5)  ハクウンボク、オドリコソウ、ミヤコワスレ

2012-05-10 23:31:56 | 鎌倉

Img_7429blog Img_7421blog 本堂奥のハクウンボクも白い花を咲かせ始めていました。

いつも境内の足元に咲く花ばかりを見て歩いているものですから、つい気付かずに通り過ぎてしまいますが、今年はしっかり見つけることができました。

「ハクウンボク(白雲木)」

エゴノキ科の落葉高木で、木全体に白い花房が下向きにつく様子は、名の通り白い雲のようです。今年は少し花付きが悪いようですが、これから蕾が開けばもっと見ごたえ十分になると思います。

                                                        

Img_7414blog Img_7416blog ハクウンボクの下を通り、池の周りを一周する道の傍らでも様々な花が出迎えてくれます。

今は、ツツジのオオムラサキと白いシャガ、そして山側の斜面にはシラユキゲシなど、他にも小さな花がいろいろ。

毎回、花を探しながら行ったり来たり、2周はしてしまいます。

                              

                                                       

                                                       

                                                        

Img_7403blog Img_7375blog 2種類のオドリコソウ、左はアジサイの根元でひそやかに咲いている深窓の麗人の風情、右は比較的日当たりのよい場所に置いてある鉢植えの元気印。。

生えている場所で雰囲気も違って見えます。

花の形を笠をかぶった踊り子の姿にたとえた「オドリコソウ(踊り子草)」

シソ科オドリコソウ属で、山野や道ばたの半日陰に群生する高さ30~50cmの多年草です。

花の色は淡黄色のものと淡紅紫色の2種類があるようですが、光則寺のは淡紅紫色の方のようです。

                                                       

Img_7458blog_2 Img_7457blog_2 古代紫のような色の「ミヤコワスレ(都忘れ)」

山野に自生するミヤマヨメナの日本産園芸品種として栽培され、花の色は濃青のほか、薄いブルーや白、ピンクなどがあります。

和名の由来は、鎌倉時代に承久の乱で北条氏に敗れ、佐渡に流された順徳天皇が「この花を見ると都への思いを忘れられる」と言ったことからだそうで、そんな悲しい話のせいか、花言葉には「別れ」「短い恋」などがあります。

ミヤコワスレの小さなブーケなんて素敵だと思いますが、贈る相手を考えないといけませんね。

                                                       

                                                        

( 2012年5月6日撮影   鎌倉・光則寺 )

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鎌倉・光則寺(4)  ヒメウツギ、マルバウツギ、ウマノアシガタ、コケリンドウ

2012-05-09 23:53:22 | 鎌倉

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「ヒメウツギ(姫空木)」

ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木で、ウツギより葉も花も小さいことからついた名だそうです。

5~6月、枝の先に円錐花序をつけ、清楚な白い花をうつむき加減に咲かせます。

雄しべは10本で、花糸には角状の翼(よく)があり、白い花弁と雄しべの葯(やく)のオレンジ色の対比がとてもきれいです。

                                                        

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ヒメウツギと同じユキノシタ科ウツギ属の「マルバウツギ(丸葉空木)」も境内で咲き始めました。

鎌倉では日当たりの良い山の斜面や石垣の間などに生え、5月~6月に直径1cm程度の白い小さな花を咲かせます。

名の由来は、葉が丸いことからなのだそうですが、ヒメウツギ、ウツギ、マルバウツギなどをそれぞれ単体で目にして見分けるのに、いつも悩んでしまいます。
                                                        

                                                       

Img_7476blog Img_7473blog 「ウマノアシガタ(馬の脚形)」

キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、山野の日当たりの良いところに生えます。

光則寺では山門を入ってすぐ左手に入った通路脇に生えています。

名の由来は、根生葉を馬のひづめに見立てたと言われるそうですが、あまり似ていないとのこと。

直径1.5~2cmの花は黄色で光沢があり、今の時期、比較的白い花が咲く境内では目立つ存在です。

                                                       

Img_7301blog_2  山門正面の石碑下で咲く小さな小さな「コケリンドウ(苔竜胆)」です。

毎年春になると、この花の小さな芽を探しながら今年も咲いてくれるだろうか、芽を出しても小ささゆえに踏まれてしまうのではないかと心配をしてしまう花です。

日当たりの良い草地に生える高さ3cm程度の2年草です。

茎はよく枝分かれし、枝先に長さ1~1.5cmの淡青紫色の可愛い花をつけます。

                                                        

                                                        

( 2012年5月6日撮影   鎌倉・光則寺 )

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鎌倉・光則寺(3)  ヤブデマリ、ヒョウタンボク  

2012-05-08 23:58:09 | 鎌倉

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Img_7386blog Img_7449blog 本堂から孔雀舎へ抜ける途中にある「ヤブデマリ(藪手毬)」の大きな木に純白の花が咲きました。

スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木です。

白色の花に見えるのは装飾花で、中心の小さな花の集まりが両性花です。花だけをみるとヤマアジサイかと思ってしまいます。

8月になると果実が赤く熟し、そのあと黒くなりますが、その様子をみればガマズミの仲間だということが理解できます。

                                                       

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ヤブデマリの隣に植えられている「ヒョウタンボク(瓢箪木)」にも、たくさんの白と淡いクリーム色の花が咲き、甘い香りを漂わせています。

スイカズラ科スイカズラ属の落葉高木です。

葉の付け根に仲良く並んで2つの花をつけます。

名の由来の、赤い瓢箪に似た果実は、この木ではあまり見ていないように思います。(目にできる高さに果実が生っていないのかもしれませんが…)

( 2012年5月6日撮影  鎌倉・光則寺 )

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鎌倉・光則寺(2)  台湾トキワアジサイ、ガクウツギ 

2012-05-07 23:04:27 | 鎌倉・ヤマアジサイ

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母屋から土牢に向かう途中に地植えされているガクウツギ系の「台湾トキワアジサイ」です。

4月15日にはすでに装飾花が少し開き始めていた早咲き種ですが、3週間後には両性花も開いてもうすぐ見頃を迎えます。

常緑で茎は暗紫色、装飾花の白色と両性花の淡黄色が綺麗で特徴ある品種です。

                                                       

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Img_7582blog 境内に植えられてから一度も花を咲かせていなかった木、今年初めて花をつけました。

木の高さは2mほどでしょうか、装飾花も両性花も白。コガクウツギかガクウツギか…と悩んだ末、装飾花の一枚が他のに比べ大きいこと、葉が対生していることなどからたぶん「ガクウツギ」ではないかということに。(まだ確定はしていませんが、、、)

神奈川県では丹沢・箱根・小仏山地に普通にあるそうですので、きっと今までヤマアジサイだと思って見ていたのかもしれません。

                                                       

( 2012年5月6日撮影  鎌倉・光則寺 )

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鎌倉・光則寺(1)  奥多摩コアジサイ 

2012-05-06 21:54:03 | 鎌倉・ヤマアジサイ

連休最後の日、鎌倉・光則寺へ行きました。

境内にはヤブデマリ、ヒョウタンボク、シラユキゲシ、ハクウンボクなどの白い花がちょうど見頃でした。

また、大好きな奥多摩コアジサイとコガクウツギ系の花たちが数種類咲き始めていて、早くもヤマアジサイの季節到来です。                                                                                                                 

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「奥多摩コアジサイ」

東京・奥多摩で見つかった、コアジサイとガクウツギの自然交雑種と考えられています。

早咲きで、多くのヤマアジサイに見られる装飾花が無く両性花のみです。

ガクがわずかに青色を帯び、雄しべの柄がきれいな青、華やかではありませんが、清楚で可憐な花です。

( 2012年5月6日撮影  鎌倉・光則寺 )

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