きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

フェスティバル

2011年06月18日 | 韓国
フェスティバル(原題:페스티발)  2010年   
監督:イ・ヘヨン
出演:シン・ハギュン、オム・ジウォン、シム・ヘジン、ソン・ドンイル
    オ・ダルスリュ・スンボム、ペク・チニ

フェスティバル


監督は「ヨコヅナ マドンナ」のイ・ヘヨン監督
常識という縛りから解放されるような作風は納得です

下ネタ満載でエロティックと言うより若干下品
シン・ハギュン張り切り過ぎて脱ぎまくり出しまくり(笑)
正直、最初は食傷気味な気もしたんだけど
でも面白い~

こういうネタも真剣に演じてくれるってことに感動すら覚えるというか
だってここに出てる俳優さん韓国では名だたる俳優だもんねぇ
すごいと思う
オム・ジウォンが魅力的だったわ~

7人の登場人物は高校生のチャヘでつながってる
韓服店を営むチャヘのお母さんとSMつながりの金物屋のソン・ドンイル
チャヘの担任の先生が女装(レース)好きなダルスさん
チャヘが憧れるおでん屋のリュ・スンボムはすごい趣味を持ってて
チャヘが自分の下着を売ってるお店の客でもあった
チャヘの英語スクールの先生がオム・ジウォンで
その恋人が警察官のシン・ハギュン
7人の群像劇が最後に綺麗にまとまってる

終盤の公園での対決(?)シーンはもう大爆笑
声を出して大笑いしました
だってドロンチョみたいなんだもん
そこに下着姿のダルスさんが登場したら最高におかしかった
もうね、ダルスさんは最強!
言葉が必要ないもんね、存在だけで多くを語ってる

笑って笑って
でも最後は感動しちゃったんですよんね
なんかすご~く解放された気分で気持ちがいい
面白かった~☆




「住みやすい町作り」プロジェクト真っ最中の礼儀正しい私たちの町。風紀紊乱の取り締まりを避けて、それぞれセクシーファンタジーを死守して生きる隣人たちの不思議でコミカルな夜の事情!


ヘファ、ドン

2011年06月18日 | 韓国
ヘファ、ドン (原題:혜화,동)  2011年  
監督:ミン・ヨングン
出演:ユ・ダイン ユ・ヨンソク

フェファ、ドン

23才ヘファの過ぎ去った冬の話

主人公が爪を切るシーンがあるんですよね
彼女はそれを捨てないでフィルムケースににずっと溜め込んでるの
実はそれは監督自身(男性)がやってることなんだって
爪を捨てると自分のからだの一部のその時間が捨てられるような感じがするんだって
「無形の時間を物質化する過程」

ヘファは高校時代ボーイフレンドとの間に子供が出来たけれど
結果、子供もボーイフレンドも自分の元を去ってしまった深い傷がある
動物病院で働きながら一人きり棄て犬を飼い世話をしている
救えなかった命、捨てられた自分を、置き去りにされ棄てられた犬と重ねているみたい

過去は元に戻すことはできないけど
過ぎ去った事として心の整理ができない23才のヘファの話

「혜화,동」ってどういう意味なんでしょうね
そういう地名もあるらしいし、ヘファは彼女の名前だし
英題が「Re-encounter」
過ぎ去った過去とまた向き合い直すって意味?
それとも彼と再会するっていう意味かなぁ

ヒロインのユ・ダインはどことなく長澤まさみ似な健康的なイメージ
辛い過去を引きずってるというより、突然消えてしまった育むはずの命を慈しもうとるす母性を感じる女性、若いのにねぇ

子供を誘拐したことになりそうな状況でも彼女は彼を庇って一人でしょっちゃった
彼は身重の彼女を捨てて消えたことを後悔して
子供は死んでないと信じて探すことで自分の過去を向き合おうとしてるみたい

ユ・ヨンソクは若い頃のジテさんを小さくした感じ
母性をくすぐるタイプの男の子で可愛かった

ラストが物語るものは
う~~ん、やっぱりすべてを許容する彼女の母性を感じちゃいました



高校生だったへファとハンスはお互いに愛する仲だったがへファが妊娠をするとハンスは忽然と姿を消してしまった。5年が経ったある日、彼女の前にハンスが現われる。彼はへファに許しを求め、死んだはずだった自分たちの子供が生きているという消息を伝える。過去の傷が癒えないへファは最初は彼を信じることが出来ないが、子供が養子縁組に出された事実を知り彼女の心は搖れる。