破壊された男(原題:파괴된 사나이) 2010年
監督:ウ・ミンホ
出演:キム・ミョンミン、オム・キジュン、 キム・ソヒョン、パク・チュミ

日本でDVDが発売されて字幕付きで鑑賞したあとが一番自然な感想が書けると思うので再レビューです
ヨンスが誘拐犯ルドルフの家をつきとめ、「スターバト・マーテル」の曲とともに娘ヘリンが目の前に現れたところからエンディングにかけていいんですよね
観終わった後不思議な余韻の残る映画
殺されたと思っていた娘が、5才の記憶で止まったままの娘が13才になって自分の目の前に立っている、ひとつの感情じゃないでしょ、同時にあらゆる感情が溢れる瞬間
あのシーンが最高に良いです
最後にヘリンに問いかけられてみせるあの表情もそう
ものすごくいろんな感情があるわけで、すべての感情がこもった表情を見せてくれて
ミョンミンさんが「演技本座」と言われる所以よね

医師の道へ進むこともできたけれど牧師として生きることを選び、信頼も受けてよい家庭をもって暮らしていた牧師の顏
娘を失うこと神への信頼をも失ったヨンスの顏
娘が生きていると知り、すべてを犠牲にしても助け出そうとする父の顏
タイトルからわかるとおり、ヨンスの心の変化を見せる映画なんでしょうね

ルドルフとヘリンの関係も独特の世界感がある
自分の意のままになるヘリンだけはそばに置いておきたかった
赤い毛糸で繋がれているだけで逃げられないと感じるほどの関係だったのね
幼い頃に誘拐されてここにやってきたヘリンには彼に従うことが生きる術だったんだわ
従順だったヘリンが自分の意思を持ち逆らった瞬間、ヘリンに殺意を見せるオム・キジュンの表情が印象的でした、隙間から覗いた時の彼の目もぞぞ~~っとしましたねぇ、オム・キジュンの演じるサイコパスが怖かった

驚いたのはヘリン役のキム・ソヒョンちゃん
セリフがほとんどなく目の表情ですべてを表現してました
こんなに無防備に殺戮を繰り返していて8年間なぜ見つからなかったのか謎です
ラストのヨンスの表情が物語るように、この映画はヨンスの感情の変化がメインテーマのような気がするんですよね
ならば神を信じて娘を探し続けた奥さんとの葛藤がもっとあったらよかったのかなぁ
いなくなるの早かったですね、、
もしくは犯人の追跡にもっと緊迫感があるとか、、
中盤がなんとなく物足りないのはそのへんにあるのかなぁ
最後のシーンは本当に鳥肌がたつ素晴らしさです
切なさ、悲しみ、後悔、温かさ、希望
全部の感情をひとつの表情で見せるのって凄いよね
見ごたえのある映画でした

</object>
牧師チュ・ヨンス(キム・ミョンミン)の5才になる娘ヘリン(キム・ソヒョン)が誘拐される事件が発生する、チュ牧師は娘が無事に帰ってくるよう祈ったが、結局娘は帰ってこなかった。神に対する信頼を喪失したまま全てを失ったチュ・ヨンスは堕落した人生を生きていく。しかし妻ミンギョン(パク・チュミ)は娘が生きていると信じて疑わずヘリンを探し続けていた。8年後、一通の電話がかかってくる。誘拐犯(オム・キジュン)からの電話だった。死んだと思っていた娘は生きていた。娘を取り戻すためのチュ・ヨンスの必死の追撃が始まった。
監督:ウ・ミンホ
出演:キム・ミョンミン、オム・キジュン、 キム・ソヒョン、パク・チュミ

日本でDVDが発売されて字幕付きで鑑賞したあとが一番自然な感想が書けると思うので再レビューです
ヨンスが誘拐犯ルドルフの家をつきとめ、「スターバト・マーテル」の曲とともに娘ヘリンが目の前に現れたところからエンディングにかけていいんですよね
観終わった後不思議な余韻の残る映画
殺されたと思っていた娘が、5才の記憶で止まったままの娘が13才になって自分の目の前に立っている、ひとつの感情じゃないでしょ、同時にあらゆる感情が溢れる瞬間
あのシーンが最高に良いです
最後にヘリンに問いかけられてみせるあの表情もそう
ものすごくいろんな感情があるわけで、すべての感情がこもった表情を見せてくれて
ミョンミンさんが「演技本座」と言われる所以よね

医師の道へ進むこともできたけれど牧師として生きることを選び、信頼も受けてよい家庭をもって暮らしていた牧師の顏
娘を失うこと神への信頼をも失ったヨンスの顏
娘が生きていると知り、すべてを犠牲にしても助け出そうとする父の顏
タイトルからわかるとおり、ヨンスの心の変化を見せる映画なんでしょうね

ルドルフとヘリンの関係も独特の世界感がある
自分の意のままになるヘリンだけはそばに置いておきたかった
赤い毛糸で繋がれているだけで逃げられないと感じるほどの関係だったのね
幼い頃に誘拐されてここにやってきたヘリンには彼に従うことが生きる術だったんだわ
従順だったヘリンが自分の意思を持ち逆らった瞬間、ヘリンに殺意を見せるオム・キジュンの表情が印象的でした、隙間から覗いた時の彼の目もぞぞ~~っとしましたねぇ、オム・キジュンの演じるサイコパスが怖かった

驚いたのはヘリン役のキム・ソヒョンちゃん
セリフがほとんどなく目の表情ですべてを表現してました
こんなに無防備に殺戮を繰り返していて8年間なぜ見つからなかったのか謎です
ラストのヨンスの表情が物語るように、この映画はヨンスの感情の変化がメインテーマのような気がするんですよね
ならば神を信じて娘を探し続けた奥さんとの葛藤がもっとあったらよかったのかなぁ
いなくなるの早かったですね、、
もしくは犯人の追跡にもっと緊迫感があるとか、、
中盤がなんとなく物足りないのはそのへんにあるのかなぁ
最後のシーンは本当に鳥肌がたつ素晴らしさです
切なさ、悲しみ、後悔、温かさ、希望
全部の感情をひとつの表情で見せるのって凄いよね
見ごたえのある映画でした

</object>
牧師チュ・ヨンス(キム・ミョンミン)の5才になる娘ヘリン(キム・ソヒョン)が誘拐される事件が発生する、チュ牧師は娘が無事に帰ってくるよう祈ったが、結局娘は帰ってこなかった。神に対する信頼を喪失したまま全てを失ったチュ・ヨンスは堕落した人生を生きていく。しかし妻ミンギョン(パク・チュミ)は娘が生きていると信じて疑わずヘリンを探し続けていた。8年後、一通の電話がかかってくる。誘拐犯(オム・キジュン)からの電話だった。死んだと思っていた娘は生きていた。娘を取り戻すためのチュ・ヨンスの必死の追撃が始まった。