きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

我が心のオルガン

2011年06月11日 | 韓国
我が心のオルガン(原題:내 마음의 풍금)  1999年   
監督:イ・ヨンジェ
出演:イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、ソン・オクスク、イ・ミヨン

我が心のオルガン


チョン・ドヨン小学生
5年生のクラスにいる~(笑)
そんな田舎の女の子の初恋の話

謎すぎる設定だったけど17歳の小学生だったのね
確かに5年生のクラスに大きい子も小さい子もいろいろだった
1960年代頃はそういうこともあったんですね

古き良き時代が懐かしくて微笑ましい
運動会見てるだけでも涙出そうに懐かしかった

それにしても当時は21歳の先生を演じたイ・ビョンホンは当時29才
チョン・ドヨンは26才
イ・ミヨンは28才、スハ先生より4つ年上の役だったけど年上の女性の雰囲気ありました

26才のチョン・ドヨンが17才の小学生を演じたことも驚くけど
もっと驚くのは1999年は映画「ハッピーエンド」も同時に上映されてるってこと
すごい濡れ場を演じてたのに、ここでは小学生
恐るべし!



高度成長期以前の1960年代、江原道の山奥の小学校に師範学校を卒業したばかりの若者カン・スハ(イ・ビョンホン)が赴任して来る。彼は、小学校への行き方を少女ユン・ホンヨン(チョン・ドヨン)に尋ねる。生まれて初めて自分のことを“アガシ(お嬢さん)”と呼んでくれたスハ。遅れて進級した17歳の小学生ホンヨンはスハに初恋をする。しかし、スハは同僚の女教師ヤン・ウニ(イ・ミヨン)に片思いをし、ホンヨンは日記帳検査をするスハに自分の日記で思いを伝えようとする。

親切なクムジャさん

2011年06月11日 | 韓国
親切なクムジャさん(原題:친절한 금자씨)  2005年  ☆☆☆☆
監督 パク・チャヌク
出演 イ・ヨンエ 、チェ・ミンシク

親切なクムジャさん


復讐三部作の締めくくり
楽しい復讐のエンターテイメント☆
復讐に楽しいって言葉を使っちゃぁ駄目でしょうけど
音楽がいいし
映像も綺麗で
赤いアイシャドウのクムジャさんかともかく綺麗だった

我が子を殺された家族たちが順番に殺人者の部屋に入り刃物を使うところ、
すごいよ、、、笑えるんだもん
究極の状況になると人は滑稽さに笑える
最後の人まで順番が回るように殺さない程度に加減しながらの復讐(怖え~~)
終えた後の親たちの清々しい表情が理解できてしまう

そして、、チェ・ミンシク氏にはお疲れ様という気分になりました(笑)

でも壮大な復讐劇を終えたクムジャさんの晴れない気持がわかる

最後にクムジャが娘にむかって真っ白なケーキを差し出して、
真っ白な心で生きてほしいと言って真っ白なケーキに顔をうずめて終わったことが復讐劇の終わりでよかった
復讐心なんて持たないで生きたほうが幸せに決まってるもん

「オールドボーイ」「復讐者に憐れみを」出演者の友情出演も楽しかった

オ・ダルスはケーキ屋さんでベーカリ成瀬、日本語も話してた
ソン・ガンホとシン・ハギュンは拉致犯、、殺されちゃった
オ・グァンノクは殺された子の親
カン・ヘジョンはニュース アンカー
ユン・ジンソは監房の中の囚人、一言だけのセリフだった(見逃しそう)

そして最後、殺されたウォンモ君が大人になってクムジャさんの前に現れるジテさん
「オールドボーイ」にも出てるし、「春の日は過ぎ行く」でイ・ヨンエさんとと共演してるしね
嬉しかったのでした




20歳の時に「ウォンモ君誘拐事件」の犯人に仕立てられ無実の罪で13年服役したクムジャはキョンジュ刑務所では率先して人助けをするため『親切なクムジャさん』と呼ばれていた。しかし刑期を終え、逮捕時と同じ水玉ワンピースで出所したクムジャは心に秘めていた目的に向って歩き出す。クムジャを知る人々はその変貌に驚く。

生き残るための3つの取引

2011年06月07日 | 韓国
不当取引(原題:부당거래)  2010年  
監督:リュ・スンワン 
出演:ファン・ジョンミンリュ・スンボム、ユ・ヘジン 

生き残るための3つの取引


犯人を挙げられないことに批判が高まり大統領勅令まで出た女児連続殺人事件
犯人を捏造して逮捕する
、、、映画とはいえついにここまで来ましたか~(笑)
今まで観た韓国映画の中で警察がまともだったこと一度もないんですがいいんですかね
警察関係者様ケンチャナ?

それだけじゃない
不正と利権の癒着と汚職、賄賂があちこちで起きていて
最初のうちはややこしくて混乱して、犯人でっち上げが起きるまでが長かった
(このまま展開が見えないまま終わったらどうしようかと思った)

リュ・スンボムが痩せて精悍になってスーツの似合うお姿になってたので驚きました
やりたい放題の検事、あんな人と仕事したくないわ
怒鳴るわ殴るわ蹴るわ叫ぶわ、五月蠅すぎ
そんな検事と対比されるからチェ刑事(ファン・ジョンミン)のキャラが目立たない
学歴がないけど仕事できる刑事のはずだけど
犯人捏造にかかわり始めて疑心暗鬼な状態?
「甘い人生」で超恐いヤクザを演じたみたいにキレキレな刑事がジレンマしてたらもっと迫力あったのにな~
部下を思って自分が出世しようとしてるのかと思ったけど結局は自分だけ?
「哀れな男」だけど、最後には同情の余地もなくなってきちゃった

真犯人のドンデン返しは驚いたけど
仕掛けたり仕掛けられたりが激しくてそれさえもかすむくらいでした

冒頭で警察官が親戚が被害にあったからと感情的に容疑者を殺害したり
ラストは恨みがあったとはいえ警察官が法律無視で復讐したり
誰が誰を守るんだっ!思うけど(この映画だけじゃなくいつも思うけど、笑)
まさに「不当取引」な世界
それこそ生き残るために何でもする世界ってことなのね

迫力あって面白かった
男しか出ない映画だったわ(しかも綺麗な男なしの、笑)




警察庁広域捜査隊のチョルギ刑事(ファン・ジョンミン)は優秀だが警察大学出身でないため出世街道から外れていた。そのころ連続殺人事件犯逮捕に失敗した警察は、犯人をでっち上げるという暴挙に出る。その白羽の矢がチェ刑事に立ち、彼は昇進と引き換えに裏工作を引き受けるが、チュ検事(リュ・スンボム)にそのことをかぎつけられる。

トイレ、どこですか?

2011年06月06日 | 韓国
トイレ、どこですか?(原題:화장실, 어디에요? )  2002年  
監督:フルーツ・チャン
出演:アベ・ツヨシ、チャン・ヒョク、チョ・インソン

トイレ、どこですか?


チャン・ヒョクとチョ・インソンが出てるし
「トイレどこですか?」なんてお気楽なタイトルだから
そんなんでイメージしてこの映画見たらビックリします(笑)

公衆トイレに子供が生み捨てられたことから話が始まる
おばあちゃんが子供を拾いあげるの
それが人形なんだよね、堂々と(笑)
うえ~~すごい映画!って一気に期待が高まりました

ともかくずっとトイレの話
便したり尿したり(笑)
食べて出して、、人間だって大自然だわ

そしたらそのあとはまったく想像を超える話に(ずっと糞尿からは離れませんが、笑)
公衆トイレがごろんごろんと道を転がったときは笑いました

香港、インド、韓国、アメリカ、中国、、若者は旅をする
すんごい壮大な話
人間の生き死にから、生きる喜び苦しみ、そして地球環境から未来へ
なんかそんな話に、、、
面白いからと誰にでもお薦めできるものではございません

オムニバス映画「美しい夜、残酷な朝」の「dumplings」
あの危険すぎる怖い映画を撮った監督さんなのね
なるほど、、、




冬冬(阿部力)は北京の公衆トイレに捨てられた赤ん坊で、偶然そこを通ったおばあさんに拾われ育てられた。冬冬は病に倒れたおばあさんを助けるため名薬を求めて世界中を旅することになる。高麗人参を求めて釜山にやってきた冬冬は、愛する女性の病気を治すため東奔西走しているソンパク(チャン・ヒョク)に出会う。そして遺伝性の病で40歳までしか生きられないソンパクの友人チョ(チョ・インソン)も自分の病を治すため旅に出る。


グッバイ、マザー

2011年06月06日 | 韓国
グッバイ、マザー(原題:애자)  2009年  
監督:チョン・ギフン
出演:チェ・ガンヒ、キム・ヨンエ

グッバイ、マザー


2009年ソウルで観ました
いい映画だなぁって思ったけどストーリに大きな展開があるわけじゃなくて
字幕でしっかり理解してからと思って楽しみに待ってました
でも印象はそんなにかわらなかった

誰にでもいつかは母親とこうして別れる日がくるわけで
順番に見送るっていうことは幸せなことよね
物語が作られ過ぎてないからこそ、しみじみと観られるいい映画よね

桜並木を車で走らせながら
「きれい~~~」って見上げるお母さんの表情がジーンときました

亡くなったお母さんとのさらに別れるシーン
そしてパソコンに、、、
じわっと暖かい気持ちになりました




幼い頃に父親を亡くし母親に女手ひとつで育てられたエジャは、個性的な性格でトラブルメーカー故に気の強い母親とぶつかってばかり。29歳になったエジャは、未だに定職に就かず結婚もせずに小説家になる夢を追い続け、そんな彼女に母親は厳しく当たり溝は更に深まっていった。そんなある日、母親が突然倒れる。


復讐者に憐みを

2011年06月06日 | 韓国
復讐者に憐みを(原題:복수는 나의 것)  2002年  ☆☆☆☆
監督 パク・チャヌク
出演 シン・ハギュン、ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ 




何年かぶりにもう一度この映画を観た
前に観たときは嫌ではなかったけど正直ピンとこなくて消化不良ながらも
やっぱり印象は一緒だった
「乾いてる」

悲惨で残酷で痛くて
目を覆いたくなるようなシーンばっかり
だけどなぜか見てて悲しくないのよね
悲しさとか感情が伝わってこない
怒りも乾いてる感じで
逆に耳が聞こえないリュが吹き出したくなるくらいに可笑しい時がある

復讐してるつもりが、いつのまにか復讐される立場になる復讐の連鎖
最後はみんな死んでしまう物語が
楽しいかって言われると楽しくはないんだけど
でもぐいぐい引っ張られるように観ちゃった

画面のひとつひとつが綺麗で面白いのよね
設定も面白いし

そしてペ・ドゥナが、なんかも~~すごかったわ



パク・チャヌク監督の復讐三部作の「復讐者に憐みを」
悲惨な復讐劇が災いして興行的には振るわなかったそうですが
そうでしょう…淡々と人が死んでいく映画でした
登場人物は結局全員死んでしまいましたよ
それも、どうしても殺されなければいけない理由があるのか
結果として悲惨な殺され方ばかり

「人生は辛い事や苦しい事の方が多いので、その暗い部分を映画にしたかった」と監督が言っていた通り
明るく楽しいシーンはほとんど無かった

乾いた悲しみ
ポロポロ涙が流れる悲しさじゃなくて
その悲しみが人生そのものかもしれないと
なぜか安堵感さえも感じるような
とても不思議な映画でした


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先天性聴覚障害者を持つリュ(シン・ハギュン)。闘病中のリュの姉は腎臓移植しか生き延びる方法がないが、リュと姉は不適合で移植できない。リュは臓器密売に手を出し、自らの腎臓と全財産を引き換えに適合腎臓を譲り受けることにした。摘出手術が終わり目覚めてみると金と腎臓を盗まれ逃亡されていた。リュの恋人で極左活動家のヨンミ(ぺ・ドゥナ)はイルシン電気の社長トンジン(ソン・ガンホ)の娘の誘拐を提案する。


岳 -ガク-

2011年06月04日 | 日本
岳 -ガク-  2011年
監督:片山修
出演:小栗旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介

岳 -ガク-


気持ちいい映画でした
やっぱり大自然を舞台にした作品は小手先でごちゃごちゃしちゃだめよね
べたでいい(笑)
王道をいくストーリなんだけど、それがまた十分に楽しくて盛り上がりもあって良かった
北アルプスの風景が綺麗で奥行きがあるもんだからそれだけでも気持ちいい
そして三歩のキャラクタがまっすぐでのんきでおおらかで
いいわオグシュン~☆

大きな月をバックにコーヒー飲んでるシーンは綺麗だった~

新人救助隊が成長する話だから長澤まさみがひょろよろと歩いたり
泣き叫んでしまうんだと思うけど
腕力の差は歴然としてるから山岳救助隊は男性だよなぁ
女性の登山家はいるし男女差はない思うけど
いくら頑張ったって人を担いで歩けない
などと、物語とは関係ないこと考えてしまった(女子に厳しい?)

しかし、あの山盛りナポリタンのおかわりは絶対無理だわ(笑)
そして、三歩はどうやって生計を立ててるんですかね^^

最後の場面、三歩が「また山に来てくれた」と感動するのはいいね
山を愛するおおらかな気持ちが伝わってきます




雄大な北アルプス山系。そこには誰よりも山を愛する男・島崎三歩(小栗旬)がいた。世界中の巨峰を登り歩いてきた三歩は山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。彼は山のように大きな包容力を持ち、仮に要救助者が死んでしまっていても「よく、頑張った」と労わりの言葉をかける男である。そんな三歩の暮らす山に北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美(長澤まさみ)がやってくる。


八日目の蝉

2011年06月03日 | 日本
八日目の蝉  2011年
監督:成島出
原作:角田光代
出演:井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子

八日目の蝉


友だちが絶賛してて、それでもなんとなく小説でいいかなかって思ってたんですよ
でも、角田光代さんの小説「八日目の蝉」を一気読みしたら
映画がどんな感じになってるのか観たくなってきちゃったんですよね
予定外に突然に観てきました

面白かったし、最後はかなりの泣きモードだったけど
どっちの方がが良いとか悪いとかいういう問題じゃなくて
これは映画を観た後で小説を読んだ方が面白かったかもしれないな~

小説は第1部が逃亡劇
財産を全部なげうっても誘拐した子供と自分で、今日一日繋ぐことに必死の生活は緊張感がありました
どう考えても限界はあるでしょ
子供が小学校に上がるまでにはこの暮らしは終わるって誰でもわかる
蝉のような短い人生を罪を犯して逃げながら暮らしてる主人公

映画はそこにあまり時間がつかわれてなかった(それは仕方ないよね)
ただやっぱり子供と引き裂かれるシーンは泣けました
ぽつんと立ってる子供の姿は映像だからこそ迫ってくるものがあって
あそこはそりゃ泣くでしょ~~

映画は1部と2部が同時進行して
大学生になった娘の恵理菜の目を通して話が進んでる

誘拐された子として生きてきて
家族もそのせいでバラバラになって
愛情を持たずに、母だと思っていた誘拐犯に憎悪を感じて生きてきた恵理菜が
子供を宿すことで自分も愛されていたことを思い出し、人を愛して生きていこうと思いなおす話
ストーリの大筋はほとんど同じなんだけどテーマがほんの少し違うような気がする

誘拐犯の永作博美さんが熱演で、千草役の小池栄子が猫背で食欲旺盛な男性が怖い女の子を独特な役作りで面白かった
そして、エンジェルホームのエンジェルさんの余貴美子が(笑)
小説を読んでてあんな人想像もしなかった
逃亡しながらいろんな場所が出てくるし、登場人物もアクセントがあるのでずっと楽しめました

ただ八日目の蝉の説明がいかにもって感じで
3回くらい出てきたかな?
言葉で説明しないほうが好きですけどね、、



子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。