本格的な雨降りに風が伴い、
桜は散り放題状態。
家の前にいる源ちゃんも、
足元に模様を描く桜に戸惑っている。
(こりゃなんだ?)って顔つきだ。
源ちゃんも6か月。
少し前から後ろ足を片方上げて、
おしっこをするようになった、
れっきとした男に育っている。
その源ちゃんと、
散り舞う桜の花びらが、
一幅の絵(ちょっとオーバー)になっている。
この時期、私も一段成長した体験の記憶がある。
小学6年の春、
新しいクラスと担任の先生。
いかつい顔の先生に、
ビクビクものだった私。
それでも授業中の落書きは止められない。
教科書の白い部分は落書き放題である。
それは勉強が苦手な証拠でもある。
その日も手で隠しながらせっせと励んでいた。
いきなり掌が包んだ。
驚くよりも、その優しさとホッコリ感。
(上手いのう、お前)
信じられない言葉だった。
叱られて当然の場面での誉め言葉。
後日、下級生に見せる紙芝居を描かされた。
当時の神戸新聞に4コマ漫画(佃公彦先生のちびっこ紳士だったっけ)を、
紙芝居に仕上げた。
先生の奥さんがほかの小学校一年生を受け持っているとかで、
その授業に使われたそうだ。
「うちのおくさん、えろう喜んどったぞ。ありがとうな)
生まれて初めて褒められたのである。
あの体験がなかったら、
きっと今はなかっただろうな。
ありがとう、吉田先生!
誉められた記憶って、鮮明に残っているようだ。(苦笑)
桜の花びらが私の頭に舞い落ち続けていた。
桜は散り放題状態。
家の前にいる源ちゃんも、
足元に模様を描く桜に戸惑っている。
(こりゃなんだ?)って顔つきだ。
源ちゃんも6か月。
少し前から後ろ足を片方上げて、
おしっこをするようになった、
れっきとした男に育っている。
その源ちゃんと、
散り舞う桜の花びらが、
一幅の絵(ちょっとオーバー)になっている。
この時期、私も一段成長した体験の記憶がある。
小学6年の春、
新しいクラスと担任の先生。
いかつい顔の先生に、
ビクビクものだった私。
それでも授業中の落書きは止められない。
教科書の白い部分は落書き放題である。
それは勉強が苦手な証拠でもある。
その日も手で隠しながらせっせと励んでいた。
いきなり掌が包んだ。
驚くよりも、その優しさとホッコリ感。
(上手いのう、お前)
信じられない言葉だった。
叱られて当然の場面での誉め言葉。
後日、下級生に見せる紙芝居を描かされた。
当時の神戸新聞に4コマ漫画(佃公彦先生のちびっこ紳士だったっけ)を、
紙芝居に仕上げた。
先生の奥さんがほかの小学校一年生を受け持っているとかで、
その授業に使われたそうだ。
「うちのおくさん、えろう喜んどったぞ。ありがとうな)
生まれて初めて褒められたのである。
あの体験がなかったら、
きっと今はなかっただろうな。
ありがとう、吉田先生!
誉められた記憶って、鮮明に残っているようだ。(苦笑)
桜の花びらが私の頭に舞い落ち続けていた。