土と野菜がつないでくれるもの

きのうはわが家の野菜畑に、
田舎への移住を夢見られるご夫婦の来訪がありました。
農業のイロハも知らないまま始めた、
私と妻の二人三脚農業も三年を経過。
それなりに畑も充実してきています。
実は私め、
加西の外れにあるこの地で生まれ育った、
農家の次男坊で末っ子。
というわけで農業の手伝いもいやいややらされた甘えん坊。
しばらく町で暮らしていて戻ってきたＵターン組です。
農業の知識など皆無といっていいのです。
町育ちの妻は推して知るべし。
ただ自然と土と生き物が大好き同士。
子供を巣立たせると、
野菜作りに突入したものも無理ないことでした。
Uターンした当初は、
父から進められての米作り。
台風の被害は乗り越えられましたが、
猪の被害にはお手上げ。
５年で営農に任せた圃場。
それが仕事を引退と共に思い立った野菜作り。
営農から戻してもらった圃場を畑へ転換するに至りました。
排水の溝を掘り、
区画を分けるなど、もう必死。
米作りの田んぼを何とか水はけを工夫した畑に仕上げたのです。

いま妻は有機での野菜作りを学んでいる途中。
保田ぼかしつくりなど、
着々とそれなりの畑に育ってきています。

そこへ迎えた田舎暮らしへ夢を馳せられるご夫婦の訪問。
加西という地の魅力、
野菜作りの面白さと冥利を伝えられたかは定かではありませんが、
サツマイモ（安納芋）・ほうれん草、大根等々、
収穫の喜びを体感して貰えてホッとしました。

阪神間にお住まいとか、
田舎暮らしを夫婦ともに、
夢見られるお姿は好もしいかぎりでした。

いろんな条件をクリアされて、
理想の田舎暮らしが実現できるよう、
お二人にエールを送りたいと思います。

さあ多忙過ぎた１０月がやっと終わりました。
これでまた日常に戻れます。
マイペースの余生、
まだまだ楽しまなくっちゃ～！（ウン）