老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1364;ぬくもり

2020-01-18 15:58:31 | 老いびとの聲

円くなり眠るbeagle元気 お腹に手を入れるとぬくもりが伝わる


ぬくもり

今日も家の外は「さぶい(寒い)」
やはり冬は温泉に浸かると躰の芯から”ぬくもり”極楽往生の気分
家族皆でテーブルを囲み味わう鍋料理の”ぬくもり”は至福のとき
独り鍋は寂しい

寂寥(さびしい)とき、悲哀(かなしい)とき
手から伝わるあなたの”ぬくもり”がこころに届く

昔、母の背中におんぶされた”ぬくもり”
子どもの”ぬくもり”を通し懐かしむ

老母が息を引き取ったときの”ぬくもり”
忘れられない、人間(ひと)の”ぬくもり”
老母の”ぬくもり”から母の人生があったことを知る

beagle元気の”ぬくもり”からも癒される
樹の”ぬくもり”はやさしさを包む





1363;無  知

2020-01-18 08:23:46 | 老いびとの聲

無  知

無知なものほど怖いものはない
知ったかぶりの無知ほど恐ろしいものはない

知らないより知っていたほうがいいかもしれないが
生活の知恵を大切にしていきたい

目が覚めたとき 暗闇のなかにあった
耳を塞がれ 目を塞がれ
暗闇に置かれた無知ほど悲しいものはない