老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1370;万華鏡・家族模様・介護 {3}

2020-01-22 15:24:25 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
万華鏡・家族模様・介護 {3}

同じ屋根の下に
長男夫婦と暮らしていたが
夫婦とも仕事に出かけ、
89歳の婆さんが
冷たくなっていた。


昨夜から今日の朝にかけ
寒さは厳しかった。

迎えに行ったデイサービスのスタッフから
連絡が入った。

今日の在宅訪問の大半はキャンセルし
急いで駆けつけた。
119番通報をした。

彼女の顔を手で触れたら
硬い冷たさが伝わってきた。

安らかな顔で眠っていたことが
救いであった(合掌)

彼女の死をどう捉えるか
自分の中で整理せねばならない。


1369;「在る」と「有る」

2020-01-22 07:50:12 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
「在る」と「有る」

過去は、過ぎ去りし いまは「無い」
未来は、未だ来ぬもので いまは「無い」
現在は、いま「在る」
自分は、いま「存在」している。

自分の生は、いま「有る」が、有限であり「無」となる。
時間と空間は、無限に「存在」し「有限」ではない。

自分が存在する限りは、内なる心は「無限」に「存在」する。

いま床に伏している老人、いま「存在」している。
いま、生きている。
いま、生きていることを大切にしていきたい。
いま、生きているあなたを想い愛しむ。