老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

青い空は 青いままで

2020-08-06 19:33:08 | 阿呆者
1619 青い空は 青いままで



青い空は

【作詞】小森 香子
【作曲】大西 進

  青い空は青いままで
  子どもらに伝えたい
  燃える八月の朝 
  影まで燃え尽きた
  父の母の 兄弟たちの
  命の重みを 肩に背負って 胸に抱いて


原爆許すまじ の気持ちです
歌詞のとおり
青い空はは青いままで 
子どもらに伝えたい

影まで燃え尽きた の言葉に
原爆の凄まじさを感じます

ヒロシマ そして ナガサキ と続き
終戦を迎えます
もっと被爆国として
核兵器廃絶の聲をあげていきたい

あっけなく逝ってしまった

2020-08-06 07:35:05 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
1618 生死をみつめる ❸ ~あっけなく逝ってしまった~

昨日他界したはなさんのことを思いだした。
救急室で身体をきれいにしている間、待合室で息子と待っていた。
酒の力を借り、医師やヘルパー、ケアマネジャーに怒鳴ったりしてきた息子。
6年間のつきあいのなかで、息子と口論をしたこともあり、いろんなことがあった。

息子は、「(お袋は)あっけなく逝ってしまった」、と呟き
これから一人暮らしになる次男。
3年間、ベッドに寝たきりの状態で伏せていた老母、齢は91歳の生涯。
飲んだくれの夫に仕え、3人の子どもを育て、働きづめのはなさんだった。

本当に苦しむことなく 息をひきとるように死を迎えた。
声をかければいまにも起きそうな表情で眠っている。
自分もこんなふうに穏やかに逝きたいものだ。

身体も口のなかも「本当にきれいだった」、と救急外来の看護師から話された。
不慣れな次男の介護であったけれども
毎日2回の身体介護、週2回のデイサービス、週1回の訪問介護のサービスを利用されていた。
介護は一人では続けていくことは大変である。
ヘルパーやデイサービススタッフ、訪問看護師、福祉貸与業者の支えも大きいかった。

「あっけなく逝ってしまった」
蝉が地上で鳴き、逝ってしまう時間も「あっけない」。
生と死は一つなのかもしれない。
生きたように死んで逝く。