俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

お水取り

2007年03月15日 | 俳句

『夕椿 蕾を好む 人多し』
(ゆうつばき つぼみをこのむ ひとおおし)

『犬ふぐり たむろして咲き 青くさし』
(いぬふぐり たむろしてさき あおくさし)

『老木も 春を纏いて 一人起つ』
(ろうぼくも はるをまといて ひとりたつ)

『その通り 春の小川は さらさらと』
(そのとおり はるのおがわは さらさらと)

『君が艶 君が薫りよ 春が来た』
(きみがつや きみがかおりよ はるがきた)

『良寛や 手まりで遊ぶ 春の妹よ』
(りょうかんや てまりであそぶ はるのこよ)

『初花や 開花予報に ミスのあり』
(はつはなや かいかよほうに みすのあり)

『お水取り 今日で最後 春本番』
(おみずとり きょうでさいご はるほんばん)

『佐保姫の 土筆の筆や 春景色』
(さほひめの つくしのふでや はるげしき)

『春半ば 団塊のヒーロー 死すニュース』
(はるなかば だんかいのひーろー しすにゅーす)