俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春や春

2007年03月30日 | 俳句

『待ちわびて これでこれでと 春の宵』
(まちわびて これでこれでと はるのよい)

『春の夢 いまだ醒めずや 明日もある』
(はるのゆめ いまださめずや あすもある)

『逃げ水を 追って追いかけ 夢の中』
(にげみずを おっておいかけ ゆめのなか)

『戀すてふ 去年の桜や 今年また』
(こいすちょう こぞのさくらや ことしまた)

『まだまだよ 夢路のみ咲く 桜花』
(まだまだよ ゆめじのみさく さくらばな)

『春の宵 ただ何となく あえいおう』
(はるのよい ただなんとなく あえいおう)

『バス停の 花菜の色の 黄色くて』
(ばすていの はななのいろの きいろくて)

『桃の花 あるがまま咲き 色香あり』
(もものはな あるがままさき いろかあり)

『哀しみも 楽しみも今 春や春』
(かなしみも たのしみもいま はるやはる)
=3000


『ニニロッソ その昔の音 春愁い』
(ににろっそ そのむかしのね はるうれい)

『つばくらめ 川面すいすい 風に消え』
(つばくらめ かわもすいすい かぜにきえ)

『鯉の戀 ひごいにまごい 春の戀』
(こいのこい ひごいにまごい はるのこい)

『よく見れば 何で可愛や 蛙の子』
(よくみれば なんでかわいや かえるのこ)

『卵など 触りたくない 蛙の子』
(たまごなど さわりたくない かえるのこ)

『蛙の子 気にすな一生 そこにあり』
(かえるのこ きにすないっしょう そこにあり)
コメント
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