酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

爽やかな夏色。

2011-07-06 | 酒風景
連続の、いつもの炉端の肴ネタである。

「ゆで蕗」と張り紙。なんとも飾り気のない風情だが、かえって素朴さが気を惹く。



何度も何度も水を換え、丁寧にあくを抜いた様子。そうでなければ夏蕗はこんな色にはならない。手間暇かけたひと品なのだった。

テレビでは真夏日だ猛暑日だと、聞くだけで気が滅入るような天気予報。ご当地の方々にはひたすらお見舞い申し上げるばかりだが、さすがに旭川も歩けば汗ばむような日が続くようになった。

蕗の淡い緑色。爽やかな歯応えと風味にいよいよ夏到来を実感する。

・・・・。

ううむ、肴がここまで凛としたものだと、語りもへんに大人びてしまうものだ。

少しはオトナな夏、ってことで。

あしからず。