酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

カワイソウなヒトたち。

2011-07-13 | 日記
昨日、いつもの居酒屋ランチの現場で、ちょっとイタい光景を目にした。

一見さん、初老のご夫人。

お昼の定食を食べ終わり、サンマを2本焼いてほしいとマスターに注文。家に持ち帰り夕食に食べたいとのこと。

今日のサンマは型の良い上物の生なので値段が張りますがよろしいかと、マスター。

どうせサンマでしょと、ご婦人。

売りたくない訳じゃないがそこらのスーパーでお買い求めになったら、とマスター。

焼くのが面倒だからと、ご婦人。

スゴく脂の乗ったサンマなので、時間が経つと味は落ちますがよろしいですねと、マスター。

いいのいいの、腹に入ればなんでも同じと、ご婦人。

では塩焼きでいいですかと、マスター。

頭は取ってね。あ、尻尾もいらない。はらわたも取り除いて焼いてと、ご婦人。

あらら、それじゃ何を食べてるか分からないですねと、マスター苦笑い。

いいのいいの、食べれれば何でもいいのと、ご婦人。しかもら抜き言葉。

あ~あ、かわいそうなマスター。これじゃプロの料理人も形無しだ。空気の読めないご婦人は論外として焼かれるサンマもかわいそう。

ねえマスター。お前に売るサンマはねえ!くらい言っても許すよ。

と思った自分は野菜炒め定食(肉入り)を完食していたのだった。



あ、また肉食ってるし。