酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

天然の味も良いけれど…

2012-09-09 | こしらえた話。
今年は随分と頑張った、完熟MAXなトマトを使ったソース作り。
確か4回目に拵えたそれは、裏ごししたトマトを肉、野菜と共に煮詰め、ボロネーゼと化したのだった。


あれま、肉々しいのがパスタの下に沈んでしまったが、本来の姿はトマトソースが足りないほどにたっぷりと挽肉(自分は合い挽き派)を使って仕上げたもの。
また、野菜も沢山混ぜ込み、そのおかげで、濃い~はずのトマトの風味が緩和されてしまって、あっさりテイストに。

巷には、ボロネーゼとミートソースは何が違う?という論議があるようだが、はっきり言わせてもらえば、すべてが違う。同じではない。

ナポリタンと同様、日本のミートソースは、日本で独自に進化したものらしい。
挽肉をトマトペーストやケチャップ、ウスターソースなどで煮詰めたものだ。あの、味の濃い感じ、自分も大好物である。

対してボロネーゼは、その基本を肉、野菜をワインをラグー風にしたものであり、概念は肉をたっぷり使った贅沢なものと位置付けていることだ。
ボロネーゼはボローニャ地方が発祥であるが、そこは富裕層が多く、そのために派生した贅沢メニューだと言われている。

肉を煮込んだトマト味の料理と、肉とトマトの煮込み料理の違いだと、自分的には決着をつけている。

検索すれば分かりそうな事は、長くなるのでこのくらいにしておいて、さて、出来上がった今回のボロネーゼ。
あっさりと出来上がったように前述したが、それでもたっぷりと使った完熟トマトの甘みは失われることなく美味。混ぜもののない、太陽の味、天然の味を堪能できたのだった。





し、

近頃はそうしたものを食べているせいか、どうも懐かしくて食べたくて堪らない、あの味の濃い~ミートソース。そう、日本が誇るあのミートソース。レトルトや、缶を開けたらすぐに使えるアレ。
初めて食べてカルチャーショックを受け、以来大好物で、それで育ったんだもの。
化学調味料が入ってるだろうし、天然に限るよなんて、まず言わない。カゴメ万歳、キューピー万歳なのである。

次、スパゲッティを食べるときはそれだな。


オマケ

【今日のおバカ文字変換】

間違いって訳じゃないけど…

天然の味=天然のアジ


すんません。食べたのは魚じゃなくトマトなんですけど。