HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

吹奏楽部 定期演奏会

2009年03月23日 | いろんな楽器
Mくん(高1)が、所属する成城高校吹奏楽部の定期演奏会のお知らせをくれたので、杉並公会堂まで出かけました。
Mくんは、小学校の終わりまでピアノの生徒だったんですが、その後引っ越してピアノからは離れました。
しかし、中学に入ってからずっと吹奏楽部に在籍し、サックス奏者としてがんばっていて、定期演奏会には、こうして誘ってくれるのです。
手元から離れていった生徒が、こうして音楽を続けている、そして会があるときには誘ってくれる、というのは本当に嬉しいです。

前回Mくんの演奏を見せてもらったのは3年前なので、今回は、立派な青年に成長したであろうMくんを ステージ上で見つけることは絶対できない!と確信していたので、事前にMくんから、席順を教えてもらい、無事 ステージ上のMくんを確認することができました。

トランペットファンファーレに始まり、第一部は吹奏楽のスタンダードともいうべき名曲が並び、中高生たちが見事に演奏しているのに驚きました。

第二部ではうって変わって、ジャズやポップスからのアレンジ、アニメの曲にいたるまで、数々のナンバーが カラフルなTシャツに衣装替えした少年たちによって演奏されていきます。
一部・二部ともにそれはそれは力強く、リズミカルで躍動感にあふれ、たいへんすばらしい演奏でした。

彼らがみんなで一緒に努力を重ね、泣いたり笑ったり、時には苦しんだりしながらそれを克服して今日に臨んだであろう 長い日々の努力がしのばれ、感慨にふけってしまいました。
こうして、みんなでひとつの目標に向かって共に努力する、そして本番でその成果を結実させる、というのはすばらしい達成感だということを、私もまた知っている者です。
この喜びは、何物にも代え難い。一度この達成感を味わったら、やめることができなくなります。
本日のマエストロ、実はこの部活のOBであるという方も、そうやって今、後輩たちと喜びも苦しみも分かち合っているのでしょう。
私は彼がうらやましいです。
演奏が終わったとき、マエストロが大きく手を広げて、後ろに並ぶ少年たちを讃えた時の誇らかな表情!
「彼ら一人一人が、私の誇りです!」と言ってるようで、感動的でした。

終演後は、帰るお客さん一人一人に 生徒さんが花束を手渡してくれ、男子校なのに細やかな心遣いで感心しました。
写真はそのお花です。(ジルも写ってる(@o@) )

Mくん、すてきな演奏をありがとう♪
来年は、いよいよ引退公演なんだね。また呼んでね。