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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

サウンド・オブ・ミュージック

2009年11月21日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパさん:
新しい練習曲は「サウンド・オブ・ミュージック」のテーマ曲です。
静かに流れるような曲だし、ひとつも難しい指使いや跳躍などもないし、易しく弾ける、と、本人も私も思っていました。が。
意外と落とし穴があったようです。

キノパパが弾いてるのを聞いて、「どうしてメロディーがつっかえてしまうのかなあ」と不思議に思っていました。
レッスンしているうち、キノパパが一生懸命拍を数えていて つい声を出してしまったのが ヒバリの耳にはいり、「そうか!だから弾きにくいんだ」と分かりました。

拍を数える時は、音符ごとに「2拍のばして、次も2拍のばして」といった数え方をせず、あくまで小節単位で数えていくのがコツです。
たとえば4拍子の曲で 1小節に2分音符が2つ書いてあったとします。
このとき、拍の数え方は、最初の音符が1、2、そして後の音符は3、4、と数えるのです。これでこの小節は、きっちり4拍で正しくおさまったことになります。
これを、「1、2とのばし、もう一度1、2、という音符が続いている」と数えてはいけません。
小節感やリズム感があいまいになり、左手ともうまくかみ合わなくなってきます。
キノパパは、この数え方をしていたので、それで音の流れがギクシャクしたものになってきていたのです。
「こんなことが」というような、ほんのささいなことが、うまく弾けない原因になっていることが、意外にあるもんです。
キノパパも、数え方を変えてもらうようにしたので、きっとうまく弾けるようになると思います。