HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

バーナム 元気いっぱいさあ弾こう

2009年11月25日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小4):
今日のバーナムの宿題は「12.元気いっぱいさあ弾こう」でした。
12曲ごとに ちょっとしたまとめの練習曲が配置されています。
今回のY子ちゃんの曲は、音階とカデンツが複合された課題です。
しっかり練習してこないと、つまらない運指練習の羅列になってしまいがちな曲ですが、Y子ちゃんはよく練習してきていて、短いながらもパリッとした小品のように弾きこなしていて、「ホホゥ。いいね!」という感じでした。
音階も、コードの和音も、ずいぶん身について使いこなせるようになってきたY子ちゃん。身長も伸び、指も大きくなって、これからどんどん、ピアノらしい曲が弾けるようになってくる予感です。

Y子ちゃんの気に入った、「歌はともだち」を使ってのアレンジの練習。
今日は「サンタクロースがやってくる」を弾きました。
スロー・スウィングみたいなジャズ風の伴奏をつけ、リズムよく弾きます。
「よく弾けてるね。コードも全部、合ってるよ。だけど、コードがあっちこっちに飛んで、ちょっと大変じゃない?」
「うん。FからC7に飛んだりすると・・・」
「ほら、さっきバーナムで、『コードの転回』をやったよね。同じコードでも、転回させれば位置が変わってくる。さっきのCは、基本形で弾くとFからすごく遠いから、ほら、こうして 第1転回形を使ったら・・・どう?」
「ああー、ひとつ下がるだけでいいね!」
「そうだね。じゃ、C7は第1転回形で弾くことにしよう」
こんな風に、レッスンは進んでいきましたが、これはほとんど、大人に話すような内容です。
小学生でも、すこしずつ順を追って学習していけば、こうやってコードを使いこなしたり、アレンジしたりできるようになるのです。
来週の「サンタ」の仕上がりが楽しみ。

ブルクミュラーは、先週宿題を出すときに、ページを2枚一緒にめくってしまい、3つ先の「清らかな流れ」に印をつけてしまいました。
でもY子ちゃんなら、3つ先の曲でも大丈夫なので、まあ、順序が違ってもいいか・・・(^_^;

ショパンワルツと パスピエ

2009年11月25日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん:
ショパンのワルツ10番を練習しています。
きらびやかなピアノの音色が秋の季節にぴったりな、甘く切ないメロディー。
毎日とても忙しく大変なHさんですが、今日はついに最後まで弾くことができました。
少しずつ時間をみつけて、練習しているのでしょうね。感心します。

もう1曲は、「バロック小曲集」から新しく「パスピエ」です。
♯が4つついた調正は けっこう弾きにくいと思いますし、バロックの曲にはつきものの、臨時記号満載です。
それでも、今回 この曲初めてのレッスンで、ひとつも音符の読み違いや臨時記号の落ちなどがなかったのは とても立派でした。
以前は、必ず臨時記号の読み落としがあったHさんなのに、この頃では曲の仕上がるのも早くなり、読譜ミスもほとんどなくなってきて、さすが長年やってる貫禄だなあ・・・と思いました。