HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

本日のウォーリーズ

2011年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
T&Tきょうだいは、先週 二人とも具合が悪くてお休みでした。
今日は、おにいちゃんのTくんが社会科見学でお休み、妹のTちゃん(小3)が2週間ぶりにやってきました。
「『魔女の宅急便』の楽譜、忘れてないだろうね?!」
「持ってきた!」
今年になってから 毎週忘れていた「魔女の宅急便」なので、今日は今年初めての演奏というわけだ。
聴いてみて、「ああ、そうだった・・・」と思い出しました。
「魔女の宅急便」はメドレーです。
最初の曲「木漏れ日の路地」のイントロを聴いたときにすぐ、
「ああ、Tちゃんは、こんな柔らかいすてきな音色のピアノを弾くようになってたんだった」と思いました。
いつの間にか、とても柔らかな、ちょっぴり大人っぽい音色が出せるようになってたんだった。
せっかくこんなきれいに弾けるんだから、今年はぜひ ウォーリーを返上してもらいたいもんです。

M3ちゃん(小6):
先週、グノーのアヴェ・マリアが終了して、「次は何やる?」と聞いたときに迷わず「威風堂々!」と決め、今日は、その初めてのレッスンです。
左手の伴奏は 音さえ読み間違えなければ、なんとか大丈夫そうですが、右手がごっちゃごちゃになってしまいそう・・・
それもそのはず。
この曲は、四部合唱と同じ形式で編曲されていて、右手は、メロディーと伴奏の両方を弾き分けなければいけないのでした。
「この曲は、合唱と同じ編成になってるの。右手で2つ、左手で2つのパートを弾くようになってる。右手がソプラノとアルト」
「えっ、アルトは左手じゃないの?メゾは?」
「そう、小学校の合唱は、ソプラノ・メゾ・アルトの3パートだよね。だけどこれは、混声合唱のスタイルだから、右手が女声パートのソプラノとアルト、左手は男声パートのテノールとバスなの」
小学校の合唱団で、ずーっとソプラノを歌っているM3ちゃんは、「声部」という説明を すぐにのみこんでくれたようです。
ソプラノ・アルト・テノール・バスの4つのパートを、それぞれ1パートずつ取り出して弾き、旋律を確認してから合わせてみると、さっきよりずっときっちりと弾けるようになってきました。
この調子で、来週がんばろう。

Mちゃん(小6):
ブルクミュラー「せきれい」を最後まで弾きました。
ちょうど、うちに「鳥の図鑑」があったので、せきれいの写真を見せ「こんな鳥だよ」とイメージをつかんでもらいました。
「せきれい」は 和音の転回と分散の練習曲なのですが、Mちゃんの分散和音は 大分上手になったと思います。
フィニッシュの部分を何度か繰り返して練習し、来週は自信をもってスピーディーに弾けるように仕上げておいで、ということになりました。
また、先週まで忘れてきていた「ピアノで弾くザ★ヒット2010」を ようやく持ってきたので、Mちゃんの大好きな「嵐」の「Dear Snow」を聴かせてもらいました。
「えっと・・・はじめはこんな感じで・・・」とイントロから右手で弾き始めたMちゃん、曲の感じは大体できていますが、弾いているのはボーカルの部分だけで、途中のフィルインとか、間奏とかの伴奏部分は とばすか声で「ちゃらら~♪」と歌うか、どっちかでした。
「なるほど。伴奏は声でやるのか」
「うーん、あんまりわかんないから」
まあいいや。好きな音楽を弾いて楽しむのには、こんなスタイルでいいのです。
まずは弾けそうなところから、果敢に取り組んでみるっていうのは、とってもいいです。
だから、来週もボーカル部分中心でいいから、たまに和音になってたりするところは、がんばって弾いてみよう。できそうなところだけでも、ちょびっとフィルインにも挑戦してみよう、ノリノリでごきげんに弾けるようにやってきてね、ということにしました。

三者三様の本日のレッスン。
まあ、それぞれ「らしい」な~、というウォーリーたちでした。
来週は ウォーリー2号の参戦も楽しみに。