HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

持ち時間を有効にね

2012年06月06日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(中1):
発表会で「バーボンナイト・サタデー」というアップテンポのブギウギを弾くことになっています。
家ではあんまり、というかほとんど練習してこないんだろうと思い、レッスン時に少しずつ、一緒に練習していますが、最初の1ページに のんびり日数がかかってる。
もういい加減、先に進みなよ!と思ったので、今日はいつもの1ページを弾いたところで「先も続けて!」と指示しました。
いつもは親切な先生ですが、パート練習も説明もなしにいきなりの " Go on! " 指示なので、一瞬Tくんは「えっ」という顔をしましたが、仕方なしに自力で(両手で)先に弾き進めました。
弾いてみれば、今まで弾いた部分からの応用だったり、繰り返しだったり、思ったより簡単に弾き進められるってことに、Tくんも気づいたようだ。
「ほら、意外と簡単なんだよ。もっと続けて!」
言われるままにがんばって、とうとうTくんは曲の終わりまでたどりついたのでした。
「ほらっ、やってみたら簡単だったでしょ? 来週は全部通してやってきてね」

「はい」と返事する間もそこそこに、次はエレクトーンで「イン・ザ・ムード」の練習です。
こちらの方は、さすが運動神経とメカ方面の得意そうな男子だけあって、先週よりぐっとうまくなりました。

そうこうしているうちに、塾へ向かう時間だ。
中学生になってから塾に通い始めたTくんなので、これまでみたいに時間オーバーして特訓したり、毎日呼び出したりができない

Tくん・・・持ち時間を念頭において、なんとかその中で 曲ができ上がるようにしてよね。
去年みたいに、連日1時間のレッスンとかは もうできないでしょ。
たのむぜ~

M4ちゃん奮闘♪

2012年06月06日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小2):
小学生らしさも板についてきた2年生。
ピアノのでも、今年で3回目の発表会を迎えます。
今年は、低学年の子どもたちを中心にして「全員合奏」をやってみようと計画しました。
まず、手はじめに、低学年グループで一番先輩のSちゃんにピアノ伴奏を指名し、次は1学年下のM4ちゃんです。
M4ちゃんには、キーボードでメロディーとコード伴奏をやってもらいたいと思っています。
今日は、メロディーを教えて、大体弾けるようになりました。
来週は、コードの方もやってみようと思います。

また、保育園で仲良しだったけど 今は別々の小学校になってしまったNちゃんと一緒に、「お話とハーモニカ」という試みをやってみることになり、毎週、先生がNちゃんの代役でお話を読み、M4ちゃんは音響係として いろいろ工夫しています。

最初は、ハーモニカで効果音をつけよう、という提案だったのですが、やっているうちに
「タンバリンもつけたら?」
「カスタもやりたい」
などと だんだん使う楽器が増え、音響係のM4ちゃんは一人で大忙しです

どんな「実演」となりますか、乞うご期待!v(^_^v)♪

習い事は6才の6月から

2012年06月06日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
バッハの曲が大好きなHさん。
これまで、「アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア曲集」に始まり、インヴェンションや小プレリュード集など、たくさんのバッハの作品をやってきました。
今は、フランス組曲やイギリス組曲の作品中の小品も入っている、「バッハ小品集」をやっていて、この本も終わりに近づいてきています。
今日「アリアニ長調」が合格になりました。
これは一般に「G線上のアリア」というタイトルで知られている曲です。
メロディーはおなじみだと思いますが、ヴァイオリンじゃなくピアノで弾くと、ロングトーンが持たないんですよね。ピアノの音は減衰音だから・・・
それに加えて、ウジウジしたことが大きらいなシャキシャキHさんは、ゆっくりしたテンポが待ち切れない。
楽譜のはじめに「レント・エスプレッシーボ(ゆっくりと、表情豊かに)」と書いてあろうと何のその、Hさんの演奏は テキパキした軽快な「G線上のアリア」になりました
でも、それはそれでなかなかいいと思います。Hさんらしくて

ところで、Hさんがヒバリ教室の生徒になったのは、何年前だったかの6月でした。
教室にみえたHさんはこう言ったのです。
「昔から『習い事は6才の6月から』って言いますでしょ。わたくし、今年60才になって定年を迎えましたので、昔習ったピアノを再開したいと思いまして」

60才の6月から「ピアノアゲイン」をスタートしたHさん。
それから歳月が流れ、1年ずつ使うお月謝袋も枚数を重ね・・・
今月はまた何回目かの6月。
今日、Hさんから受け取った 今年度の新しいお月謝袋に領収印を捺すため 日付を記入しました。

「6月」と印刷してある欄に『6月6日』と。
そうか、今日はたまたま6月6日。
6の字が3つ並んだのを見て、入門の日のHさんの言葉を思い出しました。
そして、また新たなスタートだ、という真摯な思いが湧き上がってくるのした。