HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

あたらしい本もらったよ♪

2012年06月07日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(年中):
毎週 喜んでピアノに通っていますが、まだまだ小さいので、カードで遊んだりカスタネットをたたいたり、ノートに色鉛筆で音符を描いたり、ピアノを弾いたり、ということは、Hちゃんにとって みんな楽しい遊びなんだろうなー。
Hちゃんぐらいの子どもたちは、ひとつのことに集中できる時間も短いものです。
カードを並べて遊んだかと思うと「ノートにかきたい」と言ったり、ピアノに誘導しても集中して弾ける時間は短時間。
レッスンでは、こうした幼い子どもたちの特徴に沿って、なにかに興味を持った瞬間を素早くキャッチし、短い集中時間を利用して次々いろんな課題に触れさせています。

ド、レ、ミ、ファ、ソ、の5つの音符は、もうわかっているようです。
カードでも、ノートでも、しっかり正確に読んだり書いたりできるし、音符の書き方もどんどん上手になって、この年令の子の成長ってすごいなー、と感心します。
ここ1か月ぐらいは、ピアノを弾くというより、カードで音符やリズムを読んだりたたいたりすることがおもしろいらしく、ピアノはほんの少し弾くだけでした。
「さあ、ピアノも弾いてみようか」と、ピアノへ誘導してみます。
「うん。ピアノ弾くときは、シールはらなきゃね♪」
とHちゃんは言いました。
はじめてドの音を習ったとき、ピアノの鍵盤に 赤いシールを貼って目印にしていました。
それから、レ、ミ、ファ、ソ、を一気に習ったので
「レはレモン色。ミはみどり色。ファはオレンジにしよう。ソは空色」と、ひとつひとつの鍵盤に色のシールを貼って練習していたのです。
「そうね。シール貼らなきゃね」
「あっ、今日は、このおさかなのシールがいい」
Hちゃんは、目ざとく いろんな魚の立体シールを見つけたのです。
「これはっていい?」
「いいよ。好きなのとって」
Hちゃんは、「ドはここ・・・つぎはレ・・・」と言いながら、5つの鍵盤にシールを貼りました。
それから、「ゴーゴーピアノ」のテキストを開いて、弾きはじめました。
なあんだ。色もなにも関係ないじゃん。
ただ、シール5枚貼ってるだけだ。
シールなんかなくったって、ちゃんとまちがえずに弾けるんじゃん
先生は 超なごんでしまいました

Hちゃんは、もう音符がだいぶ身についたので、楽譜を見ながら弾くことが 急にすんなりできるようになったようです。
「次の曲も弾いてみる?」と誘うと、珍しく「うん」と言って、ピアノに集中しています。
弾きながら「Hちゃん、あたらしい本ほしいな~」と言っています。
「あたらしい本、もう用意してあるよ。Hちゃんが、この本ぜんぶ弾けたらあげるんだけどなー
「えっ、ほんと。じゃ、きょうもらう。この本、ぜんぶひく」
Hちゃんは俄然、張り切り出しました。次の曲も、次の曲も、おどろくほどの集中力で、どんどん弾いていきます。
途中で気の毒になって、「もうこの辺で、来週にする?」と言っても
「ううん、きょうひく」と、ギブアップしません。
とうとう、最後の曲まで全部、弾いてしまいました。ちゃんと音符を見て。
なんと13曲です!
「やったーはい、これ」
先生があげたのは、「うたとピアノの絵本・みぎて」という、きれいな絵がたくさんついた本です。

レッスンがやっと終わって、ノートや出席カードをバッグにしまったHちゃんですが、あたらしくもらった本だけはバッグに入れず、両手で胸に抱えて帰っていきました。
毎週、レッスンのたびに びっくりするような成長を見せてくれるHちゃん。
来週も楽しみだ!