HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「たまごをつかむような手」について🎵

2022年08月09日 | レッスン日記(小中高生)

前の「たまごとニワトリ」記事で、ピアノを弾くときの手の形は「たまごをつかむように」と書きました。

が!

実をいうと、コレは昔昭和時代に全盛を誇っていた「手のフォーム」の指導法なのです。

この「たまご指導」、現代令和の状況はどうかというと、採用されている先生方も未だたくさんおられる一方「たまご指導」に疑問を持っている、なんなら全否定している先生も多数おられます。

(小学校に入って鍵盤ハーモニカを習い始めた生徒によると、小学校では「シュークリームをつかむように」と教わってるんだって。

なるほどね。)

わたくしヒバリは

小さい生徒にとって「たまご」って身近だし、イメージしやすいビジュアルなんじゃないかな、と思っています。

反対派の先生方の理由は

・たまごをつかむ形は不自然

・指に力が入って固くなる

・1の指(親指)の位置がヘン

などなどですが、「たまご」って あくまでもイメージなので、説明いかんで すごく変なことになってしまったりするのが、賛否両論の原因なんじゃないかなと思います。

私が5歳でピアノを習い始めた頃(もちろん昭和時代だよ)は、いつも先生から「たまごをつかんでいるような形でね」と言われて、素直にうなずいていましたが、心の中では(私の小さい手では、たまごは大きすぎてつかめない)と思っていました。

実際、「たまごの手」は演奏の実践にはあまり役に立たず、ベートーヴェンの分厚い和音も、ショパンやドビュッシーなどのアルペジオも、「たまごの手」では弾けません。

手の形は、生徒の年齢や理解度、手の状態、レベルが上がっていけば 弾く曲のジャンルやスタイルなどに応じて千差万別に使い分けるものです。

「たまご指導」は、その中のほんの序盤、まだ指の関節がしっかりしていない小さい生徒に「ゆるく脱力・カーブした手」をイメージさせるため、それも短い期間にこそ、有効なものだと思っています。

ちなみに、ヒバリが「たまご」を使うときは前回の「はなちゃん」の記事にも書いたように、「たまごをつかむ」ではなく「たまごの上に ふんわりと手を置いてる感じ」と説明しています。

そういうわけなので、はなちゃん、安心して「たまごの手」を練習してね。

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「たまごとニワトリ」手は「たまご」で🎵

2022年08月09日 | レッスン日記(小中高生)
はなちゃん(小2):
しってる曲からはじめる たのしいピアノレッスン(1)最後の曲、「たまごとニワトリ」が 今日 合格しました!

はなちゃんが楽しく弾いて、先生がリズミカルな第2パートを即興でつけて、二人で連弾🎵
これでこのテキストは修了です。おめでとう!

この本を通して、音符やリズムが読め、伴奏もして両手で弾けるようになったはなちゃん、学校のクラスでも「ピアノが上手な人」数人の中に入っていて、音楽の授業のときはお手本を弾いたりすることもあるそうです。すごいね。

「たのしいピアノレッスン1」では、「まずはピアノに親しみ、楽しんで弾こう」「音符を読もう」などを優先してきましたが、今日はテキストが修了して一段階アップする、その良い機会なので、これまであまり前面に押し出してこなかった「あること」を伝えることにしました。

それは「手の形」です。
ピアノを弾く時に、手のフォームはとても大事です。
そのことを、今日のレッスン曲を使い、はなちゃんに伝えることにしました。
なぜなら

昔から、初めてピアノを習う子どもたちは、先生から「たまごをつかんでいるような手で弾きましょう」と教わってきた歴史がありまして。
そして、この最後の曲のタイトルが「たまごとニワトリ」。
「たまご」の形を印象づけるのにピッタリじゃないですか?!

まーるいたまごの上に、ふんわりと手を乗せるようなイメージで、さあ弾いてみよう。

「たまご!たまご!たまご!たまご!」と連打する、右手5の指(小指)と左手1の指(親指)も、空手チョップみたいにならないよう、ちゃんと指でね!

ふんわりと丸い手で弾いたはなちゃんの音は、見違えるようにきれいになりました。

いやー、「たまごとニワトリ」、いい教材だった!

はなちゃんがこれから先、ピアノで手の形を意識するときには、必ずやこの曲を思いだすであろう。
そしてたちどころに、ヒバリ先生から教わった「たまごの形」を思い出し、美しい音が奏でられるであろう。

…多分ね。







元気いっぱいげじこさん🎵

2022年08月09日 | レッスン日記(大人)
最近またblogが だんだん滞(とどこお)り始め、昨日 久しぶりに寄ってくれたげじこさん(大人)から「このごろまた滞ってるわね!」と指摘されました。

そろそろアブないかも、と自覚し始めた先月、「楽譜作りに追われています」と予防線を張っておいのだが…
やっぱダメか。

げじこさんは、今 都合でピアノが無い状況になっているので、レッスンも半年ほどお休みしています。
ピアノがまた再開できるのは秋ごろになりそうとのこと。

そうすると、12月初めの発表会まで、正味2ヶ月くらいしかありません。
レッスン回数にしたら8回くらい。

いつもだったら、早くから曲を選び、夏休み明けくらいからは練習開始しているげじこさんです。
今年はどうするの? 無理?

「やるわよ!連弾も、ソロもちゃんとやるから!」

おお!それを聞いて安心した。
ヒバリは言いました。
「よかったー。2ヶ月しか準備期間ないけど、何も必ず新曲やらなきゃってことはないから。今までレッスンでやった中で、気に入ってるのをブラッシュアップして弾けばいいんだからね!」

「そうね、ジャズもやりたいし、バッハインヴェンションとかもいいし。」

げじこさん本当に前向き!
ピアノの補助&代用にと購入した、小さなキーボードでがんばるそうです。

ヒバリも、負けないようにまたblogがんばります…