HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

楽譜をスラスラ弾くコツ🎵

2022年08月21日 | 音符・楽譜・テクニック
楽譜。
すごく便利なもの。
すごく役にたつもの。
だけどある意味、すごく邪魔なものだったり。
ヒバリ先生にとって楽譜とは、そんな感じかなあ。

ピアノを弾く人たちみんなに欠かせない楽譜ですが、その楽譜に対峙する人のタイプが、ヒバリの分析では大きく二つに分けられています。

世の中には2種類のピアノ弾きがいる。
弾く時に「楽譜から」目が離せない人
弾く時に「手から」目が離せない人 
                   byヒバリ先生


「楽譜から目を離すと不安で、ずーっと見てないと曲がわからない」という人。
一方「手を見てないとミスタッチしてしまう。楽譜を覚えてから、きっちり手を見て正しいキイを弾かないと不安」という人。

楽譜を見る、手を見る、どちらにも利点があるので、時と場合に応じて両方出来るに越したことはないんですが、生徒のみなさんを見ていると、どうもどちらかのタイプに属してしまう、という人がほとんどで、面白い現象です。(といっていいかどうか)

それでも、複雑なピアノ楽譜とかならいざ知らず、単純な練習曲やシンプルなメロディー譜などは 視奏できた方がいいですし、慣れればどんどん上達しますので、恐れずやってください。

ポイントは、「今弾いている所よりどんだけ先を見ているか」です。

今、1小節目の最初の音を弾き始めたとしたら、目は すでに1小節目の半(なか)ば、あるいは2小節目を見ています。

1段目の最後の小節を弾いているとき、目は、もう2段目を見ています。

こうして、「先を見ながら弾いていける」のが上手な視奏といえるのです。

カラオケの画面を見ながら歌ったことのある人なら分かると思いますが、たまに 歌詞表示のタイミングの悪いカラオケがあって、今歌う部分に来て初めて その歌詞が表示されるので、それじゃ音楽に合わせて歌えない、ってことがあります。

タイミングの良いカラオケなら、メロディーが次のフレーズに入る その少し前に次の歌詞が表示されるので、それを読み取って テンポ良くメロディーに合わせて歌うことができる…

それと同じです。
「次のフレーズを、その少し前に読み取りながら進んでいく」ことが必須。

これは、意識して行うものでもなく、たくさん視奏しているうちに、弾いている所より先を見ている自分に気がつく、ってことだと思います。
そしてその時には、かなり視奏が上手になってる、ということなのです。

そうするのが難しい場合は…
うーん…
やっぱ「指さし棒」かな…


ミッキー指さし棒

2022年08月21日 | レッスン日記(小中高生)
おにぎり君(小4):
「テキストは ほぼ練習してこない」「曲のテンポやリズムにはおかまいなく、マイペースで弾いてしまう」という 自由人のおにぎり君ですが、その2大特徴をなんとかすべく、最近「バイエル」のアレンジ版を試みているところです。

おにぎり君が「バイエル」を弾いているのを見ると、

楽譜を見て最初のフレーズを覚える
それを弾く
次のフレーズを覚える
それを弾く
その次のフレーズは最初のフレーズの変形と読み取った
それを弾いたけど、途中で混乱
やり直し
次のフレーズを覚える

こんな感じです。

覚えた分、思い出した分を弾いてはつなげていくから、曲が淀(よど)みなく流れず ダンゴ状のフレーズの羅列(られつ)になってしまいます。
譜面を「見ながら」弾く、ということをしないから、初めての曲を弾くのが大変なのです。
以前のように短い曲だったら、覚えて弾くことで「試奏(楽譜を読み取りながら弾くこと)を なんとか回避できていたかもしれませんが、曲がだんだん長くなってくると、新しい課題を自習してくるのはしんどくなります。

おにぎりのヤツが練習してこないのは、こんな所も原因の一つかもしれない。

そこで登場。
ミッキーの「指さし棒」!
コレで楽譜をテンポ良くリードしてみた。

そしたら、おにぎり君ちゃんと楽譜を目で追って、リズム通りに弾けてるじゃないか!

「手は見ないで大丈夫なんだからね。楽譜をずーっと見たまま弾くんだよ。そうやって、もっと次の曲もやっといでよ。そしたら、どんどん進んじゃうよ」
「うん、わかった」

「試奏」については改めてお話ししようと思いますが、おにぎり君だけじゃなく、みんなが、スラスラ試奏できるようになったら嬉しいんだけどなあ。

ま、それまでは「指さし棒」だね。

「スキップでおどろう」と 連弾「夢をかなえてドラえもん」🎵

2022年08月21日 | レッスン日記(小中高生)
まほちゃん(小3):
ピアノ教室の夏休み期間がおわり、久しぶりのピアノです。 

「たのしいピアノレッスン」の「スキップでおどろう」を、ちゃんと自分で練習してきました。
「ちゃんと弾けてるね!じゃあ、先生と連弾しよう🎵」
まほちゃんは楽譜に書いてあるより1オクターブ高い場所に移動して、先生が低音部で第2パートをつけていきます。

「スキップでおどろう」の元曲はアメリカ民謡の「Skip To My Lou」って曲で、カントリーバンドなんかで演奏すると とっても楽しいんだよ。

今日はそれを再現してみようと、最初は普通の速さで、そして何回もくりかえしながら、だんだんテンポを上げていきます。

「いい?だんだん速くしていくよ?!」
2回目、3回目と、先生の伴奏がだんだん速くなって あおっていくので、まほちゃんも懸命についてこなきゃ!

うわあ、つっかえる。
そしたらまた追いついて!
がんばれ!

こうして、大スピードで最後まで弾き終わりました。やったー\(^o^)/🎵
 
「ところでね、従兄弟のジェリーくん(小1)が、発表会の時に『ドラえもん』の歌を、まほちゃんと連弾したいんだって…なんか映画を見て、すっかり夢中になったらしいんだ。これなんだけど、どう?」

先生が、スマホのYouTube画面でちょっと見せてみました。「夢をかなえてドラえもん」です。

「どう?つまんない?」
先生は聞いてみました。
楽しいし、音楽性も高いし、先生も大好きな曲だけど、なにしろ小1男子のジェリー君と、小3女子のまほちゃんです。
精神年齢や感じ方もずいぶん違うだろうし、まほちゃんは優しいから、(もっと大人っぽい曲がいいな)とか思っても、ジェリー君のために協力してくれちゃうかもしれません。

でも先生としては、ジェリー君もまほちゃんも、それぞれが心から「これがいい」と気に入った曲を、協力し合って弾いてもらいたい。

「ううん、つまんなくない。逆に、いい!弾きたい!」
まほちゃんは嬉しそうに言ってくれました。

よしっ、それで決まりだね!
ジェリー&まほチーム、「夢をかなえてどドラえもん」決定です!\(^o^)/