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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

静岡・駿府城と駿府公園

2009年11月12日 | その他日記
岐阜の友人と久しぶりに会おう、ということになり、新幹線の東京-名古屋の中間点、静岡で会うことにしました。

駿府城は、静岡駅から歩いて15分ぐらいのところにあります。
周りを掘に囲まれ、広い庭園もあって、美しいスポットです。


なんでも、徳川家康公が隠居して住んでいた場所だとか。

隣接した「駿府公園」はとても広くて、静かな日本庭園が美しく、東京の新宿御苑に似た佇まいです。
中ほどに「お茶室」があって、見学できるように公開されています。
本式のお茶会ができる広間、そしてにじり口のついた「小間」もあります。
お茶室を出ると 小さな茶屋も作られていて、お茶とお菓子のセットをいただくことができます。
玉露セット、煎茶セット、抹茶セットがあったので、私たちは「抹茶セット」を頼みました。
水屋で立てられたお茶と 秋の風情を写した練り切りのお菓子が、しずしずと運ばれてきて、しっとりとした和の気分に浸ることができました。


ミニミニコンサート

2009年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(年長):
新しくもらった「うたとピアノの絵本・りょうて」。
今までの「右手だけ」片手弾きから、一気に両手弾きになりました。
伴奏をつける、というパターンではないのですが、右手・左手両方つかってメロディーを弾くので、これまでの片手・5本の指だけでの音より ぐっとメロディーが音楽的になりました。
はじめから順調に次々進み、「こうちゃ、ミルク、メロンパン、いつものあさごはん♪」という歌になりました。
3拍子の なめらかなメロディーがついた曲なので、Sちゃんのピアノを聞いているうちに、なんだか伴奏をつけたくなりました。
「Sちゃん、先生、伴奏つけていい?」先生は隣で伴奏をつけました。
せっかくだから、前奏もつけようっと。
シャンソン風のワルツ前奏を4小節。それから、Sちゃんのメロディーが入ります。
ブンチャッチャ、ブンチャッチャ・・・ いい感じです

「ねえ、Sちゃん、あとでママがお迎えにきたら、これ弾いて聞かせてあげようよ
「うん!じゃ、今までの曲、全部弾こう!」
「そうだね、コンサートやろう」
「ママには秘密ね!」
こうして「秘密コンサートプロジェクト」は成立し、その日のレッスンは「ママが来るまでにノートも終わらせておかなきゃね」などと、とんとん拍子に進行しました。

いよいよ4時、ママがお迎えにきました。
いつもならここで、Sちゃんが靴を履いて「さようなら」をするところですが、今日は違います。
ママにレッスン室まで入ってもらい、ソファーへご案内し、私たち二人の「連弾コンサート・全9曲」を聴いてもらいました。
ママから大拍手をもらって、コンサートはめでたく終了。

今日はM2ちゃんも、Sちゃんも、ママに演奏を聴いてもらいました。
たまに、こうして演奏を聴いてもらうのは晴れがましくて素敵ですね

お母さんが来てくれた

2009年11月11日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
「ドレミの歌」全体に伴奏がつきました。
2ページ目は、右手が音階の連続になり、左手もそれにつれて位置が変わっていくので弾きにくいですが、いよいよ総仕上げ、がんばってもらいたいです。

ピンクの「バーナム」新しい課題を終え、オレンジのバーナムの「ルーレット弾き」をやっているとき、ピンポ~ン♪が鳴りました。
M2ちゃんのママが来てくれたのです。
「『UFO』弾いてるのかと思ったわ」
そう、今弾いていたのは、ルーレットで当たった「つま先もぞもぞ」という練習曲で、「UFO」の冒頭部分と同じ 半音階で上下する音型だったからです。
いつもはM2ちゃんのママはお仕事なので、M2ちゃんは一人でピアノの用意をしてレッスンに来て、一人で帰ります。
でも今日は、「お仕事がお休みなので、ちょっと覗かせてください♪」と、M2ちゃんのレッスンを見に来てくれたのです。
ママに見てもらって、その後の音階の練習を、M2ちゃんはとても上手にしっかり弾いて、レッスンを終わりました。

今日は見てもらえて、本当によかったです。
お母さんに見てもらうことは、子どもにとって大きな喜びですし、とても励みになります。
こうして めったにないチャンスでママに見てもらい、一緒にお家へ帰ることができて、M2ちゃんも嬉しかったことと思います。
忙しい大人の生活ですが、お母さん、お父さん、お家でも たまに子どもたちの練習している姿を見てやったり、耳だけでも「聞いてるからね」とか声をかけてやったりしてみてくださいね。
子どもたちが喜び、練習をがんばるのはもちろんですが、大人の私たちにとっても、子どもの弾くピアノは 心和む癒しになるものです
たとえ稚拙なピアノであっても、その力は大きいですよ。おためしください。

新型インフル猛威

2009年11月10日 | レッスン日記(小中高生)
今日 火曜日は、T&Tきょうだい、M&M3コンビと、K小学校のメンバー4人のレッスンがある日です。

しかし!

新型インフルエンザが猛威を奮い、なんと全員、欠席
学級閉鎖になって自宅待機した者、おばあちゃんちへ避難した者、インフルの魔手に倒れた者・・・

長年レッスンしてますが、一日の生徒が全員休み、というのは初めてです
夏のコンサートの時に、K小チーム4人で弾いた「マナマナ」が懐かしいよ

インフルにかかった人、はやくよくなって!
大事をとって静かにしてる人、何とか感染しないように逃げ切っておくれ~

下北沢ストリートパントマイム

2009年11月10日 | 下北沢いろいろ
マイケルの遺作「This Is It」を観て、感動と それと同じだけの悲しみでいっぱいになりながら下北沢まで帰ってきたら。

四つ角に、路上パントマイマーが立ってパフォーマンスをしていました。
今までにも何度か、この場所でパフォーマンスしているのを見たことがあります。
無表情な白いマスク顔で、まるでマネキン人形みたいにじーっと立ってる。
「人形なの?」
「人じゃないの?」
「でも動かないよ・・・」
などと言いながら、通行人が半信半疑、じわじわと集まってくると・・・
パッとポーズを変えて、近づいてきた見物人が「ぎゃっ」と驚くのです。(^○^)

今日の『彼』(?)は、集まってきた女子高生の集団から
「こないだの人と違うよ。ね?」
「あっ、銃持ってる。こっちからも撃っちゃお。バーン!」と撃たれて、路上に倒れたりと イジられてました

今日は、マイケルの超(スーパー)異次元世界へ誘(いざな)われたまま、帰りの駅でマイケルの残像に出会ったり、不思議なパントマイムに出くわしたりと、ずーっと 異次元世界に迷い込んだままの一日でした。

マイケル This Is It

2009年11月10日 | その他日記
観ました!
ああもう何て言ったらいいかわからない。
マイケル、めちゃめちゃかっこよくて、歌もダンスもすごすぎて、そして優しすぎ

映画館にいる観客みんな、初めから「これはマイケルの遺作なんだ」ってよーく知ってて観てるわけだから、マイケルが全力で歌えば歌うほど、そして画面がすごければすごいほど、「でもこの本番が行われることはなかったんだ」という思いがわき上がってきて、胸が締めつけられます。

映画が終わって街を歩きながら、冬枯れのわびしい色も手伝って、「もうマイケルはいないんだ」という切なさが、押さえても押さえても膨らんで消えません。

と、新宿駅に着いたときです。ヒバリの数メートル先を、マイケルその人が歩いていくではありませんか。

「スリラー」の時の赤いジャケットを身につけ、無造作にカールした黒髪と黒いサングラス。
ヒバリは彼の後ろ姿から目を離すことができず、夢中でついていきました。
駅の構内に入って、ヒバリは小田急線乗り場へ、そしてマイコーはJR方面へ。
もうここでお別れです。

「ありがとう、マイケルのコスチュームを着たお兄さん
『彼』の後ろ姿に、ヒバリはそっと笑いかけました。
マイケルの遺作を観たその帰り道に、しばし暖かい気持ちにさせてくれたお兄さん、ありがとね


カフェ・アンサンブル開店24周年パーティ

2009年11月08日 | いろんな楽器
いつもお世話になっているカフェ・アンサンブルさんの、今日は開店24周年記念パーティーです
「DANCING SOUND」の相方 CHIHIROさんと二人で行ってきました。

立食パーティー形式にアレンジされたテーブルにはワイングラスやオードブルが彩りよく並び、普段のカジュアルなコンサートの時とは違うフォーマルな雰囲気で、とてもすてき。
いつもよりドレッシーなドレスやブラックスーツ姿のファミリーの皆さんが演奏してくださる、モーツァルト、ヴィヴァルディ、ハイドンなど格調高い古典の弦楽アンサンブルは、まさに18世紀の王侯貴族のサロンに流れるターフェルムジーク(当時の王侯貴族の宴席で演奏されていた室内楽)さながらなのでした。
アンママさんも すばらしいメゾソプラノで 日本歌曲の数々を歌ってくださり、とても若々しくすてきでした。

演奏後の立食パーティの場で、私たちが来月 こちらで開くことになっているコンサートのお知らせを みなさんにご紹介させていただき、ついでに「デモンストレーションすれば?!」との声に ワインの勢いもあり、「え、そうですか?それじゃ」と、ちゃっかりその場で1曲、ご披露してしまったのでした。
紳士淑女が見守る中、元気いっぱい弾いたり踊ったり・・・そんな客いないって。
やっぱりうちらは「おっちょこちょい」です

しかしみなさん、よかったら コンサート「CONTRAST」、カフェ・アンサンブルにて12月13日14:00開演です・・・
詳細はこちら → サロンコンサート ♪Dancing Sound CONTRAST

音楽家の伝記マンガ

2009年11月07日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小5):
モーツァルトのソナチネをやり始めてしばらくした頃、
「モーツァルトのことを書いた本ってありますか?」と聞きました。
あるよあるよ。
何をかくそう、「本小僧」のヒバリんちには、膨大な本のコレクションがあるのです。(いちばん充実しているのは子どもの本&絵本です
「あるよ、マンガだけど
マンガとあなどるなかれ、下手なクサい「児童用伝記文学」なんかより ずっといいのだぞ、このマンガは。
というわけで、S子ちゃんはそれから毎週1冊ずつ、本を借りていくようになりました。
最初はモーツァルトでしたが、「次からは年代順に読んだ方がよくわかるよ」という先生のススメで、バッハ→ベートーヴェン、と読み進んでいます。

さて、今日もモーツァルトのソナチネ、最初のテーマの部分を弾きましたが、「フォルテやピアノの表現をはっきりつけて弾いてね」と言われたS子ちゃん、ちょっと困った様子。。。
「どんなふうに表現したらいいのかわからない」というのです。
なるほど。ブルクミュラーの「狩」などと違ってソナチネは、具体的なタイトルもないし、描写的なメロディーもありません。
「モーツァルトの時代は、音楽イコール王侯貴族のために演奏する、ということなの」
「えっ、そうなんですか?」
「そう。マンガで読んだように、音楽家はみんな、王侯貴族に雇われていたから、その人たちの晩餐会とかで 心地よい音楽を演奏してたのよ。わかるでしょ?あのころの服装とか室内。カールしたカツラに立派な上着。女性は高く結い上げた縦ロールの髪、大きくスカートが膨らんだドレス。きらびやかなシャンデリアが飾られた宮殿。豪華なごちそうやお酒・・・そういう風景での音楽よ。p(ピアノ)の部分は、小さかったモーツァルトやマリー・アントワネットの姿を想像したらどうかな。宮廷にだって、子どもはいただろうし。f(フォルテ)の部分は、堂々とした王様。少し高くなった音のところは、美しい妃・・・とかさ」
そんな話をした後に もう一度弾いてみたS子ちゃんの演奏は、なんと ちゃんと「18世紀宮廷の音楽」になってました
「ピアノを弾く」ということは、単に指を動かすこととは違います。
自分の心の中の風景、心の中のいろいろな気持ちを、音に乗せて表現するのです。

今日のレッスンでは、イメージする力の不思議なパワー、そしてマンガ「音楽家の伝記」が どんなに役に立つか、ということが証明されたのでした。

ドレミの歌

2009年11月05日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
「ドレミの歌」の、前半=両手、後半=右手、で弾いてくるのが宿題でした。
前半は、ドソミソ、ドソミソ、というパターンの伴奏がついています。
こういった「パターン」でできている伴奏の場合、そのパターンをみつけ、どこにいくつ使われているか、ほかにどんなバリエーションがあるのか、そしてその並び方に どんな規則性があるのか、ということを見抜くと、すぐ上手に弾くことができます。

M2ちゃんは、いつかも書いた通り「こまかいことにはこだわらない」大らかな性格なので、パターンということはあんまり気にしないようす。
付点の間に左手の伴奏を入れていく、というリズムなどは上手にすぐできているのですが、伴奏パターンを気にしていないので、ついうっかり、まちがった音を弾いてしまいます。
そこで、先生が「パターン分析」してあげました。
「この小節は『ドソミソ』でしょ。次は?」
「ドソミソ」
「そう、おんなじだね」
先生は2つの「ドソミソ」をエンピツで四角く囲みました。
次いで隣の小節を、こんどは丸く囲み、「これはどんな伴奏かな?」と聞きました。
「シ、ソ、レ、ソ」
「そう、シソレソ。これも、隣に同じ伴奏があるね」
丸で囲んだ「シソレソ」が二つ並びます。
こうして、伴奏パターンを区分けしてみると、整然と ひとつの規則性のある伴奏パターンの模様ができました。
「さあ、この流れで弾いてみよう!」
こうやって弾くと、あっという間にM2ちゃんは、間違いなくきちんと伴奏を弾くことができました。

これは、コード奏法と同じ理屈です。M2ちゃんは、まだあまりコードに力を入れてレッスンしていないことと、時には音符で確認することもいい訓練になることもあり、今回は「ドソミソ」「シソレソ」などの名称で分類してみました。
来週は、いよいよ最後まで両手での宿題です!

おねえさんといっしょに

2009年11月05日 | レッスン日記(幼児)
Sちゃん(年長):
教室に入って、Y子ちゃん(小4)の顔を見るとすぐに
「今日はY子ちゃん、なにかあるの?」と聞きました。
きかれたY子ちゃんはびっくり。
「え?なにかって?」と、キツネにつままれたような顔をしています。
そうか。先生はピンときました。
「なにかって、注射とか、そういうこと?」
「うん」Sちゃんはうなずきました。
先週、Y子ちゃんは「今日はこれから、予防注射に行くから」と、Sちゃんのレッスンを見ずに帰ってしまったのです。
だから今日も、注射で、すぐ帰っちゃうんじゃないかと思ったのでしょう。
「行かないよ。今日はもう、注射ないから」
Y子ちゃんは答えました。
「じゃ、いる?」
「うん、いるよ」
Y子ちゃんは、Sちゃんを安心させるように言いました。
「Y子ちゃん、いいの?今日もレッスン、見てくの?」
先生は心配になって聞きましたが、Y子ちゃんは「うん、見てく」とソファーに座ったので、Sちゃんは安心して、ピアノを弾き始めました。

今日は、「歌とピアノの絵本・みぎて」の後半からです。
今までの歌より、だいぶ曲らしくなった歌が 次々登場してきます。
先生が 隣でリズミカルな伴奏をつけてあげると、Sちゃんの弾くメロディーも、とたんに生き生きとすてきに聞こえます。
何曲か弾いたあと、先生はY子ちゃんに声をかけました。
「Y子ちゃん。伴奏してあげる?」
「えーっ」
Y子ちゃんはびっくりしましたが、先生の「ワルツだから、ブンチャッチャ、って弾いてね。コードは、C-C-G7-Cで」という説明をきいて、Y子ちゃんは Sちゃんの隣で ちゃんと伴奏をつけてあげました。
Sちゃんも、小さい「おねえさん」の伴奏に合わせて、上手に弾きました。

続いて、ノートに音符を書く問題をやったときも、Sちゃんがまちがって書きそうになったりすると、Y子ちゃんが「ここに書いちゃダメだよ」とか「この色だよ。はい」と、正しいエンピツを渡してあげたりしています。
「採点」のときは、赤鉛筆で丸つけもしてもらいました。
SちゃんもY子ちゃんの指導を、絶対的に信頼しているようです。
この二人の「先輩・後輩」関係、自然発生ながらもなかなかおもしろい交流が進んでいます。
HPの中の「音楽のツボ」ページ、「子ども同士の交流」というコラムを 以前に書きましたので、そちらも合わせてお読みいただければと思います。

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS

さて、がんばってピアノを弾いてるSちゃん、今日は「うたとピアノの絵本・みぎて」が最後まで全部弾けて、「りょうて」の本をもらいました!\(^O^)/
すばらしい速さで上達しているSちゃんです!

ブルクミュラー「牧歌」

2009年11月04日 | ブルクミュラー
Y子ちゃん(小4):
「ブルクミュラー」第3番の「牧歌」です。
Y子ちゃんのために用意してあげたのは、音楽之友社の版で、従来の全音楽譜などに比べ 曲名の日本語訳や 曲の解説なども 現代の子どもにわかりやすく、と配慮されています。
それでも、やはりわかりにくい言葉はあるし、何より19世紀のドイツの音楽ですから、曲の背景だって、日本の子どもたちにとって知らないことばかりでしょう。

「『牧歌』は別名『パストラーレ』といって、広々とした田園風景や、草を食べるヒツジや牛、羊飼いたちの姿が目に浮かぶような、平和でゆったりとした音楽なのよ」というところから説明をします。
「『ハイジ』に出てくるペーターみたいな羊飼いの少年が、ヒツジたちを集めるために笛で呼び寄せる。それからヒツジたちは、チャラン、コロン、と鈴をならしながら、のんびり山の牧場までぞろぞろ歩いていって、一日中草を食べてすごす。」
「ああ~、そういう景色なんだね」
「最後の所をやってみよう・・・今まで、Gのコードで伴奏していたこのメロディーが、いきなりG7になってるね。なんか、感じが変わってる・・・」
「うん、そう思った」
「でしょ。これは、いよいよ曲の最後のクライマックスにかかる、というところなの。
日没に向かって、だんだん空が燃えるように赤くなってきた。そして最後、クレッシェンドの頂点で、大きな夕日がすごい光を投げかけて・・・それからヒツジたちは、またみんな、ぞろぞろ山を下っていくのよ。『めええ~♪』とか言って。だんだん、だんだん、遠くに姿が消えていって・・・・おわり。」
Y子ちゃんの顔は、本当に自分が真っ赤な夕焼けに照らされているように、ニコニコと輝いています。
そして彼女が弾いた、曲のエンディングも、同じようにやわらかく美しく、最後の音に余韻を残して響きました。

イメージすることが、ほんとに生き生きと豊かな感性で心に描けるY子ちゃん。
「ブルクミュラー」には、イメージをふくらませてくれる美しい曲が たくさん入っています。
どんどんイメージを描いて、豊かな表現力を養ってほしいと思います。

11月-秋にはショパン

2009年11月04日 | レッスン日記(小中高生)
ハロウィーンコンサートが終わって カレンダーが11月に変わったとたん、いきなり木枯らしが吹いて 季節はたちまち冬になってしまいました。
週末・そして昨日の文化の日と、お休みが続いていたので、今日は久々のレッスンです。

Hさん:ショパンのワルツ10番、ページが1ページ先まで進みました。
「先週は『左手が強くなりすぎないように』とおっしゃいましたので、そのことに集中して練習してきました」と言うHさん、本当に左手に気を付けて弾いているのがよくわかります。
特にショパンの曲は、右手のメロディーを美しく歌わせなければいけない曲が多いですが、そんなときに左手の伴奏が強すぎると、右手の繊細な表現を妨げてしまいますし、何より無粋に響きます。
左手パートは和音がたくさんだしジャンプはあるしで、どうしても バタン!と大きな音が出てしまいそうになりますが、演奏者の「手の都合」ではなく、作曲者の意図する「曲の表現の都合」で、強弱をつけたいですね。

Hさんは、もうずいぶん、そういったことが身についていて、ちょっとアドバイスしただけで即座に反応してくれるので、安心です。
秋も深まってきました。
こんな季節には、甘く切ないショパンのワルツがぴったりですね