HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

楽譜をスラスラ弾くコツ🎵

2022年08月21日 | 音符・楽譜・テクニック
楽譜。
すごく便利なもの。
すごく役にたつもの。
だけどある意味、すごく邪魔なものだったり。
ヒバリ先生にとって楽譜とは、そんな感じかなあ。

ピアノを弾く人たちみんなに欠かせない楽譜ですが、その楽譜に対峙する人のタイプが、ヒバリの分析では大きく二つに分けられています。

世の中には2種類のピアノ弾きがいる。
弾く時に「楽譜から」目が離せない人
弾く時に「手から」目が離せない人 
                   byヒバリ先生


「楽譜から目を離すと不安で、ずーっと見てないと曲がわからない」という人。
一方「手を見てないとミスタッチしてしまう。楽譜を覚えてから、きっちり手を見て正しいキイを弾かないと不安」という人。

楽譜を見る、手を見る、どちらにも利点があるので、時と場合に応じて両方出来るに越したことはないんですが、生徒のみなさんを見ていると、どうもどちらかのタイプに属してしまう、という人がほとんどで、面白い現象です。(といっていいかどうか)

それでも、複雑なピアノ楽譜とかならいざ知らず、単純な練習曲やシンプルなメロディー譜などは 視奏できた方がいいですし、慣れればどんどん上達しますので、恐れずやってください。

ポイントは、「今弾いている所よりどんだけ先を見ているか」です。

今、1小節目の最初の音を弾き始めたとしたら、目は すでに1小節目の半(なか)ば、あるいは2小節目を見ています。

1段目の最後の小節を弾いているとき、目は、もう2段目を見ています。

こうして、「先を見ながら弾いていける」のが上手な視奏といえるのです。

カラオケの画面を見ながら歌ったことのある人なら分かると思いますが、たまに 歌詞表示のタイミングの悪いカラオケがあって、今歌う部分に来て初めて その歌詞が表示されるので、それじゃ音楽に合わせて歌えない、ってことがあります。

タイミングの良いカラオケなら、メロディーが次のフレーズに入る その少し前に次の歌詞が表示されるので、それを読み取って テンポ良くメロディーに合わせて歌うことができる…

それと同じです。
「次のフレーズを、その少し前に読み取りながら進んでいく」ことが必須。

これは、意識して行うものでもなく、たくさん視奏しているうちに、弾いている所より先を見ている自分に気がつく、ってことだと思います。
そしてその時には、かなり視奏が上手になってる、ということなのです。

そうするのが難しい場合は…
うーん…
やっぱ「指さし棒」かな…


ミッキー指さし棒

2022年08月21日 | レッスン日記(小中高生)
おにぎり君(小4):
「テキストは ほぼ練習してこない」「曲のテンポやリズムにはおかまいなく、マイペースで弾いてしまう」という 自由人のおにぎり君ですが、その2大特徴をなんとかすべく、最近「バイエル」のアレンジ版を試みているところです。

おにぎり君が「バイエル」を弾いているのを見ると、

楽譜を見て最初のフレーズを覚える
それを弾く
次のフレーズを覚える
それを弾く
その次のフレーズは最初のフレーズの変形と読み取った
それを弾いたけど、途中で混乱
やり直し
次のフレーズを覚える

こんな感じです。

覚えた分、思い出した分を弾いてはつなげていくから、曲が淀(よど)みなく流れず ダンゴ状のフレーズの羅列(られつ)になってしまいます。
譜面を「見ながら」弾く、ということをしないから、初めての曲を弾くのが大変なのです。
以前のように短い曲だったら、覚えて弾くことで「試奏(楽譜を読み取りながら弾くこと)を なんとか回避できていたかもしれませんが、曲がだんだん長くなってくると、新しい課題を自習してくるのはしんどくなります。

おにぎりのヤツが練習してこないのは、こんな所も原因の一つかもしれない。

そこで登場。
ミッキーの「指さし棒」!
コレで楽譜をテンポ良くリードしてみた。

そしたら、おにぎり君ちゃんと楽譜を目で追って、リズム通りに弾けてるじゃないか!

「手は見ないで大丈夫なんだからね。楽譜をずーっと見たまま弾くんだよ。そうやって、もっと次の曲もやっといでよ。そしたら、どんどん進んじゃうよ」
「うん、わかった」

「試奏」については改めてお話ししようと思いますが、おにぎり君だけじゃなく、みんなが、スラスラ試奏できるようになったら嬉しいんだけどなあ。

ま、それまでは「指さし棒」だね。

「スキップでおどろう」と 連弾「夢をかなえてドラえもん」🎵

2022年08月21日 | レッスン日記(小中高生)
まほちゃん(小3):
ピアノ教室の夏休み期間がおわり、久しぶりのピアノです。 

「たのしいピアノレッスン」の「スキップでおどろう」を、ちゃんと自分で練習してきました。
「ちゃんと弾けてるね!じゃあ、先生と連弾しよう🎵」
まほちゃんは楽譜に書いてあるより1オクターブ高い場所に移動して、先生が低音部で第2パートをつけていきます。

「スキップでおどろう」の元曲はアメリカ民謡の「Skip To My Lou」って曲で、カントリーバンドなんかで演奏すると とっても楽しいんだよ。

今日はそれを再現してみようと、最初は普通の速さで、そして何回もくりかえしながら、だんだんテンポを上げていきます。

「いい?だんだん速くしていくよ?!」
2回目、3回目と、先生の伴奏がだんだん速くなって あおっていくので、まほちゃんも懸命についてこなきゃ!

うわあ、つっかえる。
そしたらまた追いついて!
がんばれ!

こうして、大スピードで最後まで弾き終わりました。やったー\(^o^)/🎵
 
「ところでね、従兄弟のジェリーくん(小1)が、発表会の時に『ドラえもん』の歌を、まほちゃんと連弾したいんだって…なんか映画を見て、すっかり夢中になったらしいんだ。これなんだけど、どう?」

先生が、スマホのYouTube画面でちょっと見せてみました。「夢をかなえてドラえもん」です。

「どう?つまんない?」
先生は聞いてみました。
楽しいし、音楽性も高いし、先生も大好きな曲だけど、なにしろ小1男子のジェリー君と、小3女子のまほちゃんです。
精神年齢や感じ方もずいぶん違うだろうし、まほちゃんは優しいから、(もっと大人っぽい曲がいいな)とか思っても、ジェリー君のために協力してくれちゃうかもしれません。

でも先生としては、ジェリー君もまほちゃんも、それぞれが心から「これがいい」と気に入った曲を、協力し合って弾いてもらいたい。

「ううん、つまんなくない。逆に、いい!弾きたい!」
まほちゃんは嬉しそうに言ってくれました。

よしっ、それで決まりだね!
ジェリー&まほチーム、「夢をかなえてどドラえもん」決定です!\(^o^)/

黒ねこちゃん久しぶり🎵

2022年08月16日 | レッスン日記(小中高生)
玄関ドアが開いて、外の空気とともに
「🎵ピアノの先生!」と軽やかな声が呼びかけてきました。

「黒ねこちゃん!久しぶりだねぇ!」
昨日のジェリーくんと同じく、黒ねこちゃんも、夏休みになって以来の登場です。

「これね、今日の学童で作ったの!」
大事に手に持ってきて見せてくれたのは、まん丸のお花みたいな風鈴。
つまみ細工みたいな細かい細工で、上下には涼しげな透明ビーズもついている。

「うわぁー、きれいだねえ」
「紙を貼り合わせて作ったの。模様のついた紙とかもあって、そういうのを使った人もいたけど、私はこれにしたの」

翡翠(ひすい)色の、シンプルな無地の風鈴。涼しそうで、一番イイと思うな。

「そうだ、風を当ててみようよ」と、扇風機をかけてクルクル回してみました。
いいね!お家に帰ったら飾るといいね。

黒ねこちゃんがレッスンしているのは、大好きな「千本桜」です。
指をすごく速く動かしたり、難しい指づかいがいっぱいだったりだけど、黒ねこちゃんは一生懸命練習していて、「ここはどうやるの?」「もう一回やってみる!」と、何度も何度も食いついて、飽きることを知りません。

「長い曲だからね。今日はここまでにしておこう」とレッスンをくぎり、ようやく満足したようにホッと息をついて練習を終えました。

「みんなで、これもやるんだよ!」
と先生が見せたのは「アダムス・ファミリー」の楽譜。

「あっ、私これ大好きなの!もう10回以上見たよ!アニメのはちょっと違うとこもあるよね!」
「えっ、アニメじゃないのも見たの?」
「うん!」

さっそく一緒に「ドレミファ!(チャッ!チャッ!)」「レミファソ!(チャッ!チャッ!)」とやって、楽しくレッスンは終わりました。

バイバイ!また来週やろうね!


猛暑の中 チャリンコで🎵

2022年08月16日 | 弾き語り
チャーリーさん(メンズ):
その名の通り、今日も暑い中 自転車をこいでレッスンに来ました。
いつもレッスンにくるのは、午後いちから14時くらいの間なので、1日のうちでもいちばん暑い時!まさに熱風の中ですよね(~_~;)

今日 お天気情報TVを見て、最高気温が40℃以上の日を「酷暑」と呼ぶことになったんだ〜などと驚いていたところ。

そんな中、大人なのに、隔週とかじゃなくちゃんとほぼ毎週、自転車こいで通って来るチャーリーさん、感心すぎる。すごい。

今レッスンしているのは、ビリー・ジョエルの「素顔のままに」です。

以前から「弾けたらいいなぁ」と思っていたというこの曲、もちろんビリーのように弾き語りです。

もちろん英語です。
かっこいいです。

ピアノを弾きながら歌うことが大分出来てきたので、今日は、中間部のピアノのアドリブソロを弾こう!ということで、少しずつ始めてみました。

ピアノソロが入ると、さらにかっこいいです。

クリスマス発表会までは、まだ余裕で練習期間たっぷりあります。
憧れのビリー・ジョエル目指して、頑張りましょう!

ヒバリ教室「補助ペダル」の変遷🎵

2022年08月15日 | レッスン日記(小中高生)
最近、ついに「補助ペダル」を導入しました。

ヒバリが「新前ピアノの先生」だった頃も補助ペダルってものは存在してたけど、やけに高く(高さが)、やけに高く(値段も)、しかも高さが融通できず、おまけにペダルを踏むのも重い。
こんなん要らない、と見切りをつけていました。

しかし、小さい生徒たちがピアノを弾くのに、足をしっかり踏み締めるのは大事です。

そこでヒバリが工夫して使っていた品々の歴史を下にご紹介します。


1.百科事典を積む。(この写真は、今はなき百科事典の代役の『曲集』ですが)
生徒の体格に合わせ、2冊・3冊と調節できるのが便利だった。
「調べ物もできるし踏み台にもなる。一石二鳥でしょ」と生徒に言っていたら、そのうち自分で積み重ねながら「1さつ2ちょうだよね!」と言っていたのは笑ったww


2.インターネット時代となり、かさばる百科事典を処分。
アンティーク調の「物入れ件フットレスト」を見つけ、これぞピッタリ!と買ってきたけど、生徒が弾きながら足でクッション部分(物入れのフタ)を開けてしまうので、「気が散る」という理由にて降板。
今ではレッスン室で けん玉やブンブンごま、グリッサンド手袋などの「秘密兵器収納」として活躍している。


3.厚底スリッパ
これは今も現役で活躍しています。
もう10年ぐらい使ってるかも。足がちょっぴり長くなる感覚で、小学校低学年くらいから使える。
ただ6〜7センチくらいしか高くならないので、就学前の生徒には効果ないし、小柄な子だと姿勢に無理がでる。


4.ついに本格補助ペダル導入。
最近、どうしても踏み台が必要な低年齢の生徒の入会が続いたこと、そして市販の補助ペダルの性能が良くなってきてることなどが、導入に踏み切った理由です。

「足が届かないうちはペダルを使わせません。そもそも、その年齢では、ペダルを使うようなレベルの曲が弾けません」という方針の先生もいらっしゃいますが、クラシックオンリーではないヒバリ教室では、小さいうちからペダルをけっこう使わせているので、それも補助ペダル導入の理由の一つです。

ふうー、思へば長い試行錯誤の歳月であった…

【おまけ】
前にドクターからもらったアイデアには笑っちゃったので、貼っておきます(笑)


「大発明!ハダシで弾いても大丈夫です」だそうです笑
(ホテルでもらった『足袋ソックス』だよね笑笑)

 





久しぶりのレッスンで弾きまくる🎵

2022年08月15日 | レッスン日記(小中高生)
ジェリーくん(小1):
夏休みに入った頃から、あれこれ都合やら体調不良やらでレッスンに来れないことが続いてしまい、今日やっと、3週間ぶりのレッスンに来ることができました。

ピアノの足元には、前にはなかった「補助ペダル」がセットしてありました。

「ほら、見て。踏み台置いたんだよ」と先生。
「こうすれば、ペダルが簡単に踏めるじゃない?それに、みんなが足ブランブランさせなくていいし」 
「ふーん、なるほどね」

ジェリーくんは楽譜を出す間も待てないって感じで椅子によじのぼり、ガンガン弾き始めました。

でもこのポーズだから、補助ペダルぜんぜん用無し
今まで弾けなかった分を取り戻すかのように、次々弾く弾く。

ひとしきり弾いて、それから楽譜ファイルを出して、ちゃんと座り直して、それから改めて、今までやった曲を弾きました。
「『カイト』にね、伴奏つけてほしい」とは、お休みになる前に書いてあげた 嵐の「カイト」のメロディー譜のことです。
「うーん、ちょっと難しいかもだけど…」と、ささっとコードネームを書き込んであげたら、ジェリーくんはちゃんとコードをつけながら弾きました。

おおー、コードつけたら、一気に「カイト」らしくなった!

それから「ピーコック(駅前のスーパー)でかかってるのが弾きたい」と先生にリクエストして書いてもらった「シンコペーテッド・クロック」、学校で習った「あんたがたどこさ(伴奏してよ!と先生に促す)」、去年の発表会で合奏した「レット・イット・スノウ」、「バナナボート・ソング」、「ハランベ 」…
先生と一緒に次々弾いて楽しみました。

「あのね、夏休みにね、うちで映画観たんだよ。ドラえもん!だからその歌弾きたい。楽譜作って!」
「OK。じゃ来週作っとくよ」
「すぐ作ってね。今レッスン終わったらすぐ作ってね」
「わかったわかった」

3週間分の「ピアノロス」を、がっつり取り戻して帰ったジェリーくんでした!


夏休みのレッスン・キーボードで「ララランド」🎵

2022年08月11日 | レッスン日記(小中高生)
グリーンロードちゃん(中1):
学校が夏休みになりましたが、今日は、朝からお昼までしっかり部活に出た後(ちなみにダンス部。かっこいいなー楽しそう🎵と)、そのままお家に帰らず ピアノに来てもらいました。

部活とかでレッスンを振り替えようと思っても、中学生は他にも予定があったりで、なかなか空いてる日がありません。

そこで、
「よしっ、部活終わったらそのままおいでよ!」とヒバリ先生が決めたのです。
「ダンスいっぱいやったらお腹空いちゃうよね… そのままお昼ごはん食べないで来るのイヤ?」
「いえ、大丈夫です」とグリーンロードちゃんはキッパリ言いました。

「じゃそうしようよ。学校からお家より、ここの方が近いじゃん?通り道じゃん。ね?お家まで帰ってまた着替えてご飯食べて出直して来るより、そのまま来ちゃった方がいいよ。
ダンスやって! 何も食べないで! 汗びっしょりで! ピアノ!
そうして終わってから、帰って、シャワーして! お昼食べて! 昼寝!ね?」
「はい!」
ということで、今日は体育着のままレッスンです。

先週、発表会で弾くソロ曲をレッスンしたので、今日はひまわりちゃん(中1)とアンサンブルする「ララランド」のテーマ曲「アナザー・デイ・オブ・サン」を練習することにしました。

毎年 発表会ではひまわりちゃんと一緒にアンサンブルしているのですが、今年はひまわりちゃんがピアノ、グリーンロードちゃんはキーボードを担当することになっています。

キーボードは、ピアノより鍵盤が軽いし、カッコいいリズムが出せたりと いい面もあるけど、機械のセッティングやタイミングの合わせ方、それに臨機応変に機敏な対応をしなければならなかったりと、ピアノとはまた違った難しさもいっぱいです。

グリーンロードちゃんだけでなく、他の生徒のみんなも、お家にあるのはピアノなので、キーボードは何回も教室に通ってマスターしてもらわなければなりません。

空腹のままで可哀想だったけど、部活で頑張ってきた後はテンションも上がってるだろうし、身体はしなやかで一番良い状態になってるだろうし、空腹状態の方が頭も冴えてるはず。

一旦家に帰れば、さっぱりシャワーしてお腹いっぱいになって、眠くなって、もうダメ〜になっちゃうに決まってる。
そりゃ今日みたいに、部活帰りに来ちゃったた方がいいよ。

と、ヒバリ先生は思ってるんですが…
グリーンロードちゃん、次もまた部活帰りはどうですか?



打鍵の「タメ」は バドミントンのサーブ🎵

2022年08月11日 | レッスン日記(小中高生)

ひまわりちゃん(中1):

今年の発表会では、初めてショパンの作品を弾くことになりました。
 
曲はワルツNo.9「別れのワルツ」です。
甘く切なく、夢を誘うショパンの旋律…素敵に弾きたいよね。
 
5月のGW明けぐらいから少しずつ練習を始めて大分進んできました。
今日は曲の後半、両手共が伸びやかに跳躍する部分を弾きました。
 
右手は、高音部で弾くメロディと、その合いの手のように レ♭の音が投入されていく(はず)。
先生「右手、この『レ♭』の音、ほら、棒が下についてるでしょ?これは、メロディーと別のパート、ってことで、オーケストラだったら違う人が演奏するとこなんだから、そのように弾かなくちゃダメなのよ」
 
ひまわりちゃんが弾くと、いまいち、メロディーにつながって一本調子になってしまいます。
 
先生「メロディーを弾いたままの構えで弾いちゃうから『レ♭ー』もメロディーの続きみたいになっちゃうのよ。ここを弾く人は、この音を入れるタイミングを待ってるんだから、弾く一瞬前に、ほら、四分休符があるでしょ。このタイミングで、『弾くよ!』って構え、打鍵モーションの『タメ』を入れるの」
 
先生はお手本を弾きました。
「🎵ちゃーら〜、ハイッ!で、レ♭を入れる! 🎵ちゃーら〜、ハイッ!でレ♭を入れる!」
「わかった!バドミントンみたいに?!」
ひまわりちゃんが言いました。
ひまわりちゃんは、中学でバドミントン部に入って日々がんばっているのです。 
「そう!!それよ、バドミントンよ!」
 
\(^o^)/我が意を得たり。
 
「バドミントンのサーブとかさ。打つ前に一瞬構えて、シナリみたいにタメるでしょ?そうしないとシャトルは飛ばない。」
「わかった!」
ひまわりちゃんも弾いてみました。
 
🎵ちゃーら〜、ハイッ!
ちゃらら らら、
🎵ちゃーら〜、ハイッ!
ちゃらら らら、
🎵ちゃーら〜、ハイッ!
ちゃらら らら〜
 
そうそう。
打鍵には、その前の「タメ(プレパレーション)」が とっても大切!
 
わかってもらえてよかったよかった。
 

「たまごをつかむような手」について🎵

2022年08月09日 | レッスン日記(小中高生)

前の「たまごとニワトリ」記事で、ピアノを弾くときの手の形は「たまごをつかむように」と書きました。

が!

実をいうと、コレは昔昭和時代に全盛を誇っていた「手のフォーム」の指導法なのです。

この「たまご指導」、現代令和の状況はどうかというと、採用されている先生方も未だたくさんおられる一方「たまご指導」に疑問を持っている、なんなら全否定している先生も多数おられます。

(小学校に入って鍵盤ハーモニカを習い始めた生徒によると、小学校では「シュークリームをつかむように」と教わってるんだって。

なるほどね。)

わたくしヒバリは

小さい生徒にとって「たまご」って身近だし、イメージしやすいビジュアルなんじゃないかな、と思っています。

反対派の先生方の理由は

・たまごをつかむ形は不自然

・指に力が入って固くなる

・1の指(親指)の位置がヘン

などなどですが、「たまご」って あくまでもイメージなので、説明いかんで すごく変なことになってしまったりするのが、賛否両論の原因なんじゃないかなと思います。

私が5歳でピアノを習い始めた頃(もちろん昭和時代だよ)は、いつも先生から「たまごをつかんでいるような形でね」と言われて、素直にうなずいていましたが、心の中では(私の小さい手では、たまごは大きすぎてつかめない)と思っていました。

実際、「たまごの手」は演奏の実践にはあまり役に立たず、ベートーヴェンの分厚い和音も、ショパンやドビュッシーなどのアルペジオも、「たまごの手」では弾けません。

手の形は、生徒の年齢や理解度、手の状態、レベルが上がっていけば 弾く曲のジャンルやスタイルなどに応じて千差万別に使い分けるものです。

「たまご指導」は、その中のほんの序盤、まだ指の関節がしっかりしていない小さい生徒に「ゆるく脱力・カーブした手」をイメージさせるため、それも短い期間にこそ、有効なものだと思っています。

ちなみに、ヒバリが「たまご」を使うときは前回の「はなちゃん」の記事にも書いたように、「たまごをつかむ」ではなく「たまごの上に ふんわりと手を置いてる感じ」と説明しています。

そういうわけなので、はなちゃん、安心して「たまごの手」を練習してね。

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「たまごとニワトリ」手は「たまご」で🎵

2022年08月09日 | レッスン日記(小中高生)
はなちゃん(小2):
しってる曲からはじめる たのしいピアノレッスン(1)最後の曲、「たまごとニワトリ」が 今日 合格しました!

はなちゃんが楽しく弾いて、先生がリズミカルな第2パートを即興でつけて、二人で連弾🎵
これでこのテキストは修了です。おめでとう!

この本を通して、音符やリズムが読め、伴奏もして両手で弾けるようになったはなちゃん、学校のクラスでも「ピアノが上手な人」数人の中に入っていて、音楽の授業のときはお手本を弾いたりすることもあるそうです。すごいね。

「たのしいピアノレッスン1」では、「まずはピアノに親しみ、楽しんで弾こう」「音符を読もう」などを優先してきましたが、今日はテキストが修了して一段階アップする、その良い機会なので、これまであまり前面に押し出してこなかった「あること」を伝えることにしました。

それは「手の形」です。
ピアノを弾く時に、手のフォームはとても大事です。
そのことを、今日のレッスン曲を使い、はなちゃんに伝えることにしました。
なぜなら

昔から、初めてピアノを習う子どもたちは、先生から「たまごをつかんでいるような手で弾きましょう」と教わってきた歴史がありまして。
そして、この最後の曲のタイトルが「たまごとニワトリ」。
「たまご」の形を印象づけるのにピッタリじゃないですか?!

まーるいたまごの上に、ふんわりと手を乗せるようなイメージで、さあ弾いてみよう。

「たまご!たまご!たまご!たまご!」と連打する、右手5の指(小指)と左手1の指(親指)も、空手チョップみたいにならないよう、ちゃんと指でね!

ふんわりと丸い手で弾いたはなちゃんの音は、見違えるようにきれいになりました。

いやー、「たまごとニワトリ」、いい教材だった!

はなちゃんがこれから先、ピアノで手の形を意識するときには、必ずやこの曲を思いだすであろう。
そしてたちどころに、ヒバリ先生から教わった「たまごの形」を思い出し、美しい音が奏でられるであろう。

…多分ね。







元気いっぱいげじこさん🎵

2022年08月09日 | レッスン日記(大人)
最近またblogが だんだん滞(とどこお)り始め、昨日 久しぶりに寄ってくれたげじこさん(大人)から「このごろまた滞ってるわね!」と指摘されました。

そろそろアブないかも、と自覚し始めた先月、「楽譜作りに追われています」と予防線を張っておいのだが…
やっぱダメか。

げじこさんは、今 都合でピアノが無い状況になっているので、レッスンも半年ほどお休みしています。
ピアノがまた再開できるのは秋ごろになりそうとのこと。

そうすると、12月初めの発表会まで、正味2ヶ月くらいしかありません。
レッスン回数にしたら8回くらい。

いつもだったら、早くから曲を選び、夏休み明けくらいからは練習開始しているげじこさんです。
今年はどうするの? 無理?

「やるわよ!連弾も、ソロもちゃんとやるから!」

おお!それを聞いて安心した。
ヒバリは言いました。
「よかったー。2ヶ月しか準備期間ないけど、何も必ず新曲やらなきゃってことはないから。今までレッスンでやった中で、気に入ってるのをブラッシュアップして弾けばいいんだからね!」

「そうね、ジャズもやりたいし、バッハインヴェンションとかもいいし。」

げじこさん本当に前向き!
ピアノの補助&代用にと購入した、小さなキーボードでがんばるそうです。

ヒバリも、負けないようにまたblogがんばります…