三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

殺生。

2011年11月30日 | 三味線のはなし
ご存知の方はご存知の通り、
三味線の皮は犬や猫なわけで、
かわいそうとか残酷とか言われますし、
初めて知った方にはショッキングな事実かもしれません。

しかし先日、
三味線の皮の話題の中で、
最近は合皮もあるし、やっぱりかわいそうやから
音が悪くても合皮にする人もいるよ、
と言われたのは残念でした。
いえ、まったくの素人さんに言われたならともかく、
三味線やってる人がそんなこと言っちゃいけないでしょ。

三味線にしても、太鼓にしても、
動物の皮を使います。
だから、私たちは楽器をとても大事にするし、
感謝しながら、たくさん演奏して一緒に生きるのです。
学校公演で皮の話をするときも、
そこが重要だと思ってます。

なのに、そんな風に言われて、
なんか哀しかった。
そんなに三味線好きじゃないなら、やめればいいのに。
分かる人が分かってくれればいい、とは思うけど、
私は本当に三味線が好きだ。
コメント
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