三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

文楽ノスゝメ。

2012年01月13日 | 鑑賞
文楽初春公演を観ました。

お薦めは、新年らしくおめでたい「七福神宝の入船」。
舞台上に宝船に乗った七福神が勢揃い。
豪華!圧巻です。
そして、七福神の隠し芸大会が繰り広げられます。
楽器の見せ場が多いので、
大っぴらに床をガン見できますよ。笑
こういう和モノの華やかさって良いなー。
本当、めでたい!
舞台の上にも鯛!!



一方で、やっぱり「菅原伝授手習鑑」は泣かされた。
文楽ってムズカシーと思ってる人もいるだろうけど、
別に語りの詞章の一言一句まで分からなくても、
会話の部分が分かれば、ストーリーは理解できるし、
最近は字幕も出ます。
そして、三味線がすごいから。
津軽弾きの私がこんなこと言うのも何だけど、
義太夫の三味線の表現力って、津軽なんか到底及ばない。
迫力もあるし、色気もあるし、余韻もあるし、速弾きもあるし。
何はともあれ是非ご覧あれ。


今、文楽は助成金カットとか、大変厳しい状況にありますが。
大阪は文楽の本場。
オーケストラと一緒に論じたらあかんと思うのです。
世界に誇れる大阪の文化たる文楽、大事にしてほしい。

文楽を応援しよう!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする