三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

上手そうに弾くな。

2016年12月11日 | 三味線のはなし
お稽古に行くと
今やっている曲のことだけではなくて
何かの話の流れから
芸のこと全般に通じるような
気づきがあったりします。

今日の格言は

上手(じょうず)そうに弾くな。


唄でも三味線でも
自分でいい声やな、いい音やな、と思うようなときは
人が聞くと、いやらしい音になってる、と。
素直に、基本に忠実にやるのが大事。

あーーわかるなーこの感じ。

自分でもたまに、
今日の唄いいわーと思っちゃうときがあるけど、
自分の練習を録音して聞いたときの
がっくり来る感じだ。
いい感じに唄えてると思ってたのが、
しつこすぎたり、のれなかったりする。

人の唄でも
やたらに凝った節回しで唄われるより
シンプルに唄ってる方が
すっと伝わってくる気がする。


ちなみに
この名言は
竹本住大夫さんがおっしゃったそうです。


コメント
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