1985年の本で
当時現役で活躍中の人たちに取材して書かれたものだから、
大半が昭和生まれの人たちの話である。
したがって、津軽三味線草創期や唄会初期の人たちの話と比べれば
ずいぶん現代の普通の人に近い感覚がある。
昔の人たちが他の選択肢などない状態で
芸の世界に生きる覚悟を持たなければならなかったのに対して、
こちらの人たちは、芸の世界に入ることを自ら選んだ人たちだ。
他の仕事を持ちながら続ける人もいる。
それでも、彼らの多くが
どこかのタイミングで自分の素人考えに気づく場面がある。
素人でちょっと唄えたり弾けたりして自信を持っていたのに
プロの世界ではそれが全く通用しない、
そしてプロの芸を思い知らされて
芸に向かう姿勢がガラッと変わる、
そういう転換点を多くの人が語っているのが印象的でした。
私も...
10年前の自分と比べれば
芸に取り組む姿勢や意識はずいぶん変わった、とは思う。
それでも、まだ全然甘いな、と思わされた。
最近がんばれてないなとも思う。
ただ我武者羅にやるんじゃなく
自分がどうなりたいのか、そのためにどう頑張るのか。
強くならねば。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫
►活動予定
11月19日(土) 義太夫体験教室@一心寺・南会所
12月3日(土) 娘義太夫豊澤住造一門の会@高津宮
►演奏依頼 承ります
ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
こちらからお問い合わせください