三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

『中世の説話』。

2020年10月10日 | 読書
久しぶりに読書録など。
 
「ささやき竹」「すり替えられた手紙」「5度殺される話」など
よく似たモチーフ、ストーリーの話が東洋にも西洋にも存在する。
その発生、伝播、変容などを追っていくのだけれど、
こんなにも同じような物語が世界各地に存在するのか、と驚いてしまう。

「一角獣の話」もそのひとつとして紹介されていて、
私ははじめて知ったのだけど、すごくメジャーな話なんですね…。
一角獣に追われて穴に落ちそうになり
なんとか木の枝につかまるものの、
穴の底では竜が口を開けていて
つかまっている枝の根元は鼠がかじっている。
そこへ上から甘い蜜が落ちてくる。
危険を忘れて甘い蜜を貪っているうちに
枝が折れて死んでしまうーーーそれが人生。
穴が崖になったり、動物の種類が変わったりはあるものの
同じような話がたくさんあるのだそうです。

こういう、思いがけないところで
前に観たもの、読んだものと繋がる瞬間が
おもしろいなーと思うのです。


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►演奏予定
 10月15日(木) 天Q邦楽の宴SP @京都・天Q
 10月16日(金) AOMORI KENJIN 3rd Album『青森魂』レコ発ライブ@祇園SILVER WINGS
 10月24日(土) 第二回 娘義太夫 豊澤住造一門の会@高津宮
 詳しくはこちら
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。

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