三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

『神田松之丞 講談入門』。

2019年07月02日 | 読書
講談といえば
数年前に大津で一龍斎貞鏡さんと
ご一緒させていただきましたが、
実はあまり馴染みのないジャンルです。
三味線が入らないからかな(笑)。

神田松之丞 講談入門
神田松之丞
河出書房新社


しかし、ジャンルが違っても
芸談は根本的に通じるものがあって、
なるほどなーと思うことも色々。

面白いと思ったのは
松之丞さんが新作講談から古典にシフトしていった話。
古典をまだ十分には出来ない若いときにこそ新作が有効で、
だんだんと古典をアレンジすることの方が面白くなってきて
お客さんのニーズも現在はそっちにある、と。

年齢や技術によって
やりたいもの、やるべきもの、求められるものが
変わってくる。それは自然なことなのだな。
新作をやるべき、古典をやるべき、とかではなく
どちらにも必要な場面がある。


それにしても
講談や浪曲は近頃、盛り返してきている感じがあるけれど
義太夫はなかなか厳しいな…
どうしていくべきなのか、どんなことができるのか、
うーーん、、 道は険しい。


Shamisen + vocal 静月
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►演奏予定
7月6日(土)&7日(日) 青森七夕マルシェ@なんばスカイオ
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください

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