三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

楽に出る声に見せない。

2019年07月28日 | 三味線のはなし
一般的には
歌声の音域の課題といえば
いかにして高い音を出せるようにするか、だと思うのですが
私にとっての課題はもう何年も低音域をいかに拡張できるか、で
ほとんどまったく成果が出ていない残念な状況ですが。

地声は低い方なのに
うたうとなると、低音が出ない、
そのかわり、高音域は全然苦にならない。
学生時代にはソプラノのアリアが歌えてたくらい。笑

だから、津軽民謡は声域には合っていて、
邦楽古典の高音も楽に出せる。
しかし、それを「楽に出せてるように見せない」ことも
時に必要になる。
歌詞の内容や、物語の流れから、
本当はもっときれいに出せる高音の声でも
絞り出すように聞かせる方が効果的な場面がある。

いろいろ。
勉強です。

でも、きっと、
民謡にもっと色気がほしい、と思っていることと
それはどこかで繋がるんだと思う。

私が頑張りたい、と思えば思うほど
師匠も惜しみなく、ご自分の引き出しを開けてくださる。
こんなに細かいところまで、ひとつひとつ心を配って演奏してるんだということが
前よりもよく見えるようになってきた。
何事にも大雑把な自分を反省。
せめて演奏するときは違う自分でいよう。



Shamisen + vocal 静月
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►演奏予定
8月31日(土) 天Qレディースナイト
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください

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