ケブカミバエの再登場です。なにしろ口吻の様子がおもしろいように観察できたものですから，やっぱり記事にしておこうと思った次第です。
前方向から見た姿です。口吻が伸びて，それに生えた毛まで見えます。
萼片の端を舐め始めました。花の中だけに好物があるわけではなさそう。
ゆっくり歩いて移動。
隣りの花に入りました。前脚を葯に乗せてからだを安定させたうえで，吻を奥に伸ばします。
採餌を終えると，花弁を歩いて先の方へ。
さあ飛ぶぞという格好に入りました。ほんとうに一瞬のうちにいなくなりました。
小さな宇宙の営みをふつうのカメラで撮るのはなかなかむずかしいものです。少しでもその世界に近づけて，事実の生起を目の当たりにできたらと願っています。