自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(46)

2018-03-25 | マンサク

ミスジミバエと思われるハエが花を覗き込んで摂食中でした。黒地に黄の紋様がくっきり。複眼はきらきらと金属光沢を放っています。

 

一心に花に頭部を入れていたので,撮影には苦労なし。頭を上げたときに口元を見ると,吻がなんともユニーク。「おいしかったー!」とでも思いながら,口元を動かしていたにちがいありません。

 

隣りの花に移って行くときに,前脚でからだをきれいにしていました。これはハエ類のいつものしぐさ。

 

花のすくない季節は,昆虫との出合いがしっかり印象づけられます。虫は「ありがたい。やっとここで花に巡り合えた!」とでも思って,摂食に励むのでしょう。 

 


ホソヒラタアブの卵(続)

2018-03-25 | ヒラタアブ

産付後七日目。朝の様子,外観はとくに変化なし。きっと内部では発生に向けて確実に変化が進んでいるでしょう。ミリの世界にどんなことが起こっているか,考えるとわくわく。一日注意を払っておきます。

 

夕方の様子です。変化は現れていません。

 

真横からも撮っておきました。葉表面の突起がとてもおもしろく見えます。水滴が付着するのを防ぐ役目もあるのでしょう。卵はその突起の隙間にちょうど産み付けられているのです。

 

八日目。朝の観察では上部に黒いものが薄っすらと見えます。頭部がかたちづくられているのです。

 

 

体側の後部でわずかながらへこみが感じられます。水分が使われて減っているようです。

 

 

夕方。卵が窪んで,かたちがかなり変わってきました。同時に,頭の辺りに黒いものがはっきり現れてきました。

 


頭部の方から写すと,さらにはっきりわかります。いよいよ誕生が間近というところ。

 

 

夜。頭部がこんなによく見えかけてきました。明朝までに生まれたら撮影はできないので,諦めるほかありません。

 

 


ハコベの昆虫たち(3)

2018-03-25 | 昆虫と花

コバチが花を覗き込んで食餌中の様子。小さな花に小さな昆虫はお似合いです。とはいえ,よほど目を凝らさないとわかりにくい世界の話です。

 

 

花から離れる様子を観察していると,花粉が付着しているのがわかりました。こうして他家受粉が成立していきます。 

 

 

別の花で,もっと近寄って撮りました。安心し切っているようで,口から水滴を出してゆったりした雰囲気です。水滴は再び口の中へ戻って行きました。

 

 

観察を続けると,まだまだ多様な様相が見えて来そうです。