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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

3月13日,初見日(2)

2018-03-14 | 生物

二例目はルリタテハです。このタテハはわたしが設けているカテゴリーの一つでもあり,また公園に棲息するチョウとして第一に取り上げたいものでもあります。

毎年今頃になると,出現は今か今かと待ちわびています。それが今年はこの日(3月13日)に出合えたのです。場所は山極にある遊歩道。そこに立つ外灯のカバーに舞い降りました。

 

見ていると,習性どおり行ったり来たり。ときどき降りるのはだいたい決まったようなところです。まったく同じところだってあります。それで,たいていは予想を当てて待つことになります。下写真は溝のコンクリートに降りたところ。

 

舞い上がって,しばらくして戻って来て降りたのは歩道の縁石。

 

また舞い上がって,そして戻って来て溝のコンクリートにとまりました。陽気なこころが手に取るように見えてきます。

 

またまた舞い上がりました。降りたのは朽木。

 

これでもか,これでもかといった振舞い。とても印象的な再会になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


セツブンソウの受粉方法(また)

2018-03-14 | 植物

この群生地は2万株が育っているといわれているところ。地元の皆さんが保護に力を入れて,ここまでになったといいます。

むらの入口で出会った人は保護の中心になっていらっしゃる方でした。「セツブンソウになにか虫が来ているのをご覧になったことはありませんか」。そう尋ねてみました。答えは簡潔。「そんなもんは見たことがないなあ」。「ハエぐらいは来るような気がしますが」というと,「まだ寒いのでなあ。もうすこし暖かくなれば来るかもやけどなあ」とのこと。

何カ所かに分かれて群生しているので,全部で2万株ぐらいあるのか,よくわかりません。地面を覆うようにして咲く白い花だけに,可憐ながらいかにも抑えた雰囲気の花です。写真を撮りながら,虫の訪問をたのしみに待ちました。絶対にやってくるはずなのです。結果,しばらくいる間に二種目撃できたのでした。その報告をします。

一つはハエのなかまです。

 

ハナバエの一種でしょう。何匹か確認できました。体長は7,8mm。 

 

できるだけ近寄って撮りました。このハエのからだには花粉が付いていません。これから活動を開始するのかもしれません。 

 

もう一つは次回に取り上げます。