自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

3月13日,初見日(3)

2018-03-15 | 生物

溝の縁でニホントカゲを見ました。びっくりするほどの大きさです。まだ動きが鈍く,そっと近づくと気づかない様子。冬眠から目覚めてまだ日が浅いのでしょう。

褐色の体色,体側に濃褐色の太い縦縞。オスです。

 

近づくととうとう気づかれました。木の向こう側に行ったので,そっと後を追いかけるともういません。 おかしいなと思いながら探していると,幹の目の高さ辺りでカサカサと音がしました。目を上げると,トカゲが昇っていく途中でした。

 

上の方に上がると方向転換。そこでじっとしていました。側頭部の辺りが赤味を帯びています。これは婚姻色。もう繁殖期を迎えているのです。

 

 調べてみると,交尾期は4~5月,産卵期は4月~6月ということです。この個体はもう恋の季節を迎えているのです。

 


キタテハ,初見

2018-03-15 | 昆虫

3月15日(木)。仕事は休み。畑仕事に精を出しました。

畑で見かけたのがキタテハ。ひらひら飛んで来て,土手に生えるヒガンバナの葉にとまりました。これが初見となりました。冬も暖かければ目覚めて現れることがありますが,春が来ていよいよ活動開始といったところ。

 

舞い上がって再び降りたところを写しました。ちょうどツクシとタネツケバナの向こう側という構図。春らしい風景です。

 

かなり近寄ったのですが,逃げませんでした。

 

その他今日は自宅庭で,ルリタテハとベニシジミを見ました。ベニシジミも今春の初見となりました。

 


セツブンソウの受粉方法(またまた)

2018-03-15 | 植物

もう一種はミツバチ。からだが黒っぽい点から見るとニホンミツバチでしょう。 

 

見かけたのは2匹。 

 

蕊を抱え込む格好で蜜を飲んでいました。 

 

ごちそうがあるらしい,それが大好物らしい格好です。

 

うれしいことに口吻がばっちり見えました。 

 

みごとに受粉に貢献しています。

 

蔭に咲いたセツブンソウにもミツバチがやって来ました。萼片の向こうに見える頭部には花粉がどっさり! 

 

やはりセツブンソウは昆虫を招きたいのです。自家受粉という情報だけを鵜呑みにすると,真相を見逃すことになるでしょう。