自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(50)

2018-03-29 | マンサク

ヒラタアブのなかまはいくつか目撃したものの,撮影できたのはこのフタホシヒラタアブだけです。他のヒラタアブは早春だったためか,警戒心が強くて逃げてしまいました。

夢中になっているときは,慎重に近寄ると大丈夫。このときは気づかれないですみました。

 

とにかく近接撮影だけは欠かせない流儀なので,花の間を狙ってなんとか一枚撮影に成功。口吻が伸びています。

 

このときは歩いて移動しました。 

 

次の花に向かいます。 

 

マンサクを訪れる昆虫がずいぶん多いことに驚きます。気にしているだけでこれまで報告したものを確認できたわけです。もし,もっと時間をかければもっとゆたかな様相が見えて来るでしょう。 

 


ハコベの昆虫たち(6)

2018-03-29 | 昆虫と花

ホソツヤヒラタアブが花粉を舐めていました。なかなかお気に入りの様子。

 

蕊先を舐めているのがよくわかります。脚の一部も蕊に触れています。

 

しばしの食餌で上機嫌なのでしょう,味が忘れられないようで吻はまだ花弁も舐めていました。

 

ハコベの花弁はとても小さいのですが,その白さが意外にも昆虫を誘うようです。ハエやハチのなかまがまだまだやって来ました。それらについては次回以降に。

 


ギフチョウ,今(その1)

2018-03-29 | 昆虫

ギフチョウは「春の使者」とも「春の妖精」ともいわれるほど,早春とぴったり重なるチョウです。その気品は,小さめのチョウながら,まことに見事なばかり(とわたしは思います)。

そのギフチョウを人工的に殖やそうと努めている方が身近にいらっしゃって,これまた近くの公園内に設置されたドームに毎春放蝶するほどの熱意で保存運動に取り組んでおられます。そのドームを訪ねて画像記録をしているところ。春のほんの限られた時期に出現するだけのチョウなので,貴重なコマになるでしょう。その一部をシリーズでご紹介します。

今日は吸蜜をテーマとした記事です。

ムスカリの蜜を吸っているのを見たのは初めて。

 

こういう場面は吸蜜行動をクローズアップするに限ります。

 

 

見事な程長い口吻です。 

 

 

活動,生殖行動の前にエネルギーを補給します。わずかな期間生き抜くいのちのためのたいせつな行動です。

 

 

伸びた口吻が花の奥に入っています。

 

 

日が当たると,色合いが健康な色に見えてきます。そのまま表現できたら最高です。

 

 

まさに気品の漂う姿です。