自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(41)

2018-03-20 | マンサク

体長が3mm程度のこのハチはときどき見かけます。寄生バチの姿によく似ています。タマゴクロバチとかアオムシコバチ,あるいはトビコバチとかの類なのでしょう。からだには花粉が付いています。どうもこの花が気になるようです。 

 

観察を続けると,思ったとおり花の中へ。触覚がぴくぴくとしきりに動きます。

 

蕊の間にすっぽり沈み込みました。花弁の根元を探っています。

 

この姿勢なら,花粉が付着して当然でしょう。 

 

出て来たところを撮りました。口に餌を加えて,なにやらもぐもぐしていました。

 

3mmの世界の様子をじっと見ていると,ここにも巧妙なつくりがあることに魅了されます。いのちはふしぎです。

 


春,虫の目写真(3) ~クビキリギス~

2018-03-20 | 生物

クビキリギスに春到来。厳しい冬を乗り越え,いのちを今につないできました。 

 

春の花たちと同居。暖かな日差し。何もかもが眩しいことでしょう。 

 

ホシノヒトミの向こうに田が続きます。田起こしが終わってからずいぶん日が経ちます。

 

国道を大型ダンプカーが走り抜けます。

 

生きもののいのちが躍動を始める春のはじめです。じつにのどかです。 

 


ロウバイ,今(6)

2018-03-20 | ロウバイ

トビコバチを撮影するチャンスがまた巡って来ました。

こういう超小型の昆虫を写す際は,できるだけ接近,できるだけシャープに,というのがわたしのスタンス。何枚も撮ってようやくなんとか納得のゆく画像が得られます。コンデジで撮るのですから,良質な画像を得るのはなかなかたいへん。しかし,コンパクトゆえに片手で持って,もう片手は花を支持して,という具合なのでたいへん写しやすいのです。 

 

 

頭胸部にピントが合うと,こんなふうに体表や個眼も写り込みます。

 

 

斜め前方から撮りました。口器がはっきり確認できます。この口でバリバリと食べるのです。 

 

 

もっと近づいてみました。頭部にピントが合いました。顎のかたちがくっきり。

 

真正面から頭部を撮ってみました。小さいながらも,しっかりした(?)表情です。

 

 

こういう世界はふだん見慣れないので,何度見ていても飽きません。ほんとうに撮り飽きないのです。