自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(47)

2018-03-26 | マンサク

薄黄色の花弁の間に見えたのが黒っぽい昆虫。大きめの昆虫だったので,近寄ったらなんとミツバチ! 慌ててシャッターを切ったら,ミツバチはさっさと飛び去りました。証拠写真はこの一枚だけ。どうやらニホンミツバチのよう。

 

 

次に見つかったのがコシボソハナアブ。腹部の一部がうんと細くなった特徴あるからだです。 

 

熱心の花を覗き込んで入ました。

 

もう一つのマンサクの木でも見かけました。2つの目撃例なのですが,体形は一度見たら忘れられません。

 

次々に訪れる昆虫を見ていると,春が本格的にやって来たなあと感じます。これらの昆虫たちはまちがいなく春の使者です。

 


ホソヒラタアブの卵(続々)

2018-03-26 | ヒラタアブ

九日目。朝起きて,すぐに卵を確認。ルーペでよく見ると,頭部の黒い部分がわずかに,そしてときどき動いているのです。「これは今日中には孵化するな」と予感。すると,見ているうちに卵の先がもやもやっとした様子です。「あっ! 孵化の瞬間だ!」。こころがそう叫んでいました。慌ててカメラを準備。そしてシャッターを切り続けました。

黒いのは口から始まる消化器官。

 

休むことなく滑らかに出て来ました。出て行くと,殻がぺしゃんこになります。 

 

からだを起こして,まるで喜びを表現するようなポーズもときどき。 

 

なんと透き通った,初々しいからだなのでしょう。

 

「ほっ,ほーっ!」。からだを起こしたときの,この透明感と瑞々しさ! このすがたに息を呑みました。 

 

この後は元生えていた群落へ戻しました。

虫の知らせということばがあります。わたしにその知らせがあったわけではありませんが,それを連想させるような出来事になりました。これほどのラッキーな出合いは稀です。ミリの世界に生まれたいのちの物語,それを記録できたふしぎ,偶然のプレゼントはわたしの宝物となりました。感謝,感謝。 

 


ハコベの昆虫たち(4)

2018-03-26 | 昆虫と花

花と比べると,いくぶん大きめのハナバチのなかまが来ていました。同定はできませんが,アカガネコハナバチかもしれません。

確かに食餌行動をしています。もっと近づいて撮れたらよかったのですが,このときはこれ止まりでした。

 

頭胸部を覆うように生えた毛が印象的です。これだけの距離から見ても,昆虫と花との関係を如実に物語っているようです。

 

小さな花の観察もおろそかにはできません。