自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(37)

2018-03-16 | マンサク

花に身を埋め,獲物を待ち伏せるクモ。体長は3mm。ハエトリグモのなかまでしょうか,今のところ同定はできていません。体色が花の色に近いので,わたしの目にもそれがいることがわかりにくかったですね。  

 

前方向からも撮っておきました。獲物をじっと待っている様子。

 

これでいつまで待つのやら,と思っていたら……。数時間後見ると,なんと被害に遭ったハエが傍に!

 

こんなに見事に捕まるとは! 油断大敵ですね。からだには糸が巻かれ,逃げられないようにきっちり処理されていました。

 

カメラを気にしてか,獲物から距離を置いているのでしょうか。あるいは,もう体液を吸い取ったあとなのでしょうか。 

  

被害虫を見ると,からだには花粉がいっぱい付着しています。その上を糸で縛られたすがたが自然の摂理を物語っています。生きとし生けるものにかかわる物語の一コマです。

 


3月13日,初見日(4)

2018-03-16 | 生物

お馴染みのビロウドツリアブが出現しました。出現期は3~5月なのでピッタリ合っています。

ふさふさとした毛に覆われたからだから長い口吻が突き刺しています。花から花へと移りながら,ホバーリング姿勢でじつにたくみに吸蜜をします。この日はホシノヒトミにある蜜を吸っていました。

 

もっと近くで撮れたら理想的なのですが,なかなかそうはいきません。 

 

小さな花のわずかな蜜が,このような大きめの昆虫にとって今の時期とてもたいせつなのです。ホシノヒトミの蜜作戦は十分功を奏しているといえます。