花に身を埋め,獲物を待ち伏せるクモ。体長は3mm。ハエトリグモのなかまでしょうか,今のところ同定はできていません。体色が花の色に近いので,わたしの目にもそれがいることがわかりにくかったですね。
前方向からも撮っておきました。獲物をじっと待っている様子。
これでいつまで待つのやら,と思っていたら……。数時間後見ると,なんと被害に遭ったハエが傍に!
こんなに見事に捕まるとは! 油断大敵ですね。からだには糸が巻かれ,逃げられないようにきっちり処理されていました。
カメラを気にしてか,獲物から距離を置いているのでしょうか。あるいは,もう体液を吸い取ったあとなのでしょうか。
被害虫を見ると,からだには花粉がいっぱい付着しています。その上を糸で縛られたすがたが自然の摂理を物語っています。生きとし生けるものにかかわる物語の一コマです。