自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツマグロヒョウモン,産卵から孵化へ(3)

2020-05-02 | ツマグロヒョウモン

4月30日(木)。アゲハの庭園の花壇にて。

パンジーに灌水してしばらくすると,そこにツマグロヒョウモンが。さっそく給水。

 

給水をさっさと終えて,肝心の産卵へ。地面に落ちた花弁の裏に産付。

 

パンジーのすぐ下に生える雑草にも。

 

ムラサキカタバミの葉裏にも。

 

やっぱり多いのはパンジー。

 

また落ちているパンジーの花弁に。前のとは別の花弁です。

 

花弁を裏返してみました。

 

この日はプランターでも花壇でも産卵しました。いろんなチョウがどっと産卵に入ったという感じです。

 


ベニシジミ,チガヤの葉に産卵

2020-05-02 | ベニシジミ

ベニシジミの産付卵を探しているとき,イネ科植物のチガヤの葉に卵があるのを発見。ふつうは食草スイバに産み付けて当たり前。

 

このように食草以外に産み付けるのはたぶんめずらしいことだと思われます。

考えてみれば,他のチョウにもよく似た例があります。たとえばツマグロヒョウモンは,パンジーやスミレに産み付けて当たり前なのに,枯れ草や,食草以外の草に産み付けることがよくあります。

それらに共通しているのは食草のごく近くにあるものという点。偶然そこに産んだのか,意図的なのは,それは聞いてみなくてはわかりません。

チガヤに産み付けた例では,どうなのでしょうか。確かなことは,チガヤのすぐ傍にスイバが伸びていること。葉がこすれ合うほど近いのです。

 

さて,生まれた幼虫はスイバにうまくたどり着けるでしょうか。