同じ葉の同じ位置に産み付けられた卵は同じ親が産んだもの。つまり,みんなきょうだい。
それで,生まれるときはほんとうに時を同じくして生れて来ます。固めの殻に入っているので,ギフチョウの幼虫はそれを噛み切るに時間がかかります。その分,撮影者はゆとりをもって対応できます。
頭にピントを合わせます。目を凝らして見守ります。
こちら向き出てくれて,ホッ。
続いて次の卵で孵化が進行中です。
頭部を突き出した瞬間。
出て来ました。後方の卵が直径1mm。頭は0.3mm。
宿るいのちを感じて,“小さな宇宙”に思えてきました。