自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ベニシジミの孵化

2020-05-04 | ベニシジミ

過日,仕事場の玄関前にある草地でベニシジミの卵を二つ採取。採取して11日が経過。昼を挟んで,待ちに待った孵化を撮影。今季初めての確認になりました。

 

初めは中央に穴が開き,それが次第に大きくなっていきます。

 

毛が飛び出すまでに。穴は頭が出るほどに。

 

ゆっくり出始めます。

 

からだを上方向に伸ばします。

 

これが最高点。

 

からだを大きく曲げて外に出ます。毛が一斉に後方に流れるように揃っています。

 

すっかり出てしまうと,卵殻にはなんの未練もなく去ってしまいます。

 

穴が開きかけてからここまでちょうど2時間。昼間でよかったー!

 


ダンゴムシの生態を確かめたくて(2)

2020-05-04 | 生物

コンクリート階段の隅に落ち葉が溜まっています。葉を取り除くと,ダンゴムシがたくさんいました。適当に湿気があって,枯れ葉という食べ物があるので,すみ心地がよいのでしょう。

 

近くの階段では交尾中のペアが2組。

 

「そうだ,ダンゴムシの飼育にチャレンジだったんだ」。そう思い出し,家に帰ってダンゴムシを採集しました。飼育容器は植木鉢の大型受け皿(底面直径25cm)。側面がつるつるしているので,ダンゴムシが逃げ出したりはしないでしょう。市販の昆虫飼育ケースは底面が長方形で,しかも底が深くなっています。このかたちは写真撮影には不向きです。受け皿だと周りは曲面。自由に回転させて,都合のよい向きからの撮影が可能です。それもとっさのタイミングを逃さないでしょう。

 

石を除くと,ダンゴムシが居心地よさそう(?)。交尾中のペアもいました。

 

乾かないように管理すれば蓋をしなくてもよいでしょう。


新型コロナウイルス感染拡大の防止で,休校・休園中の小さな子どもさんへ(もしこの記事を読んでいただいていれば,の話)。ダンゴムシの飼育観察をしませんか。わたしは初めてのチャレンジです。ダンゴムシを飼うコツを知っておこうと,図書館で子ども向けの本を三冊借りて来ました。チャレンジというほどのことはない試みですが,自分の目でダンゴムシのくらしぶりが確かめられたらたのしいだろうなとわくわくしています。